40年前、上京してジャズを聴き始めた頃、近くの小石川図書館で、レコードを貸出していることを知りました。一回5枚まで、身分証(学生証)と使用中のレコード針を持参し、点検後、貸出が許可されました。

 

まだフリー・ジャズの残響が凄く、JOHN COLTRANEが夭折して5年以上経つのに、アバンギャルドな後期COLTRANEの影響力の大きさをヒシヒシと感じていました。私もフリー・ジャズから入ったため、借りたレコードはORNET COLEMAN、ARCHIE SHEPP、DON CHERRY、ALBERT AYLERといったガチガチのフリー・ジャズに加えて、MINGUSやERIC DOLPHY等、尖がったものばかり。何度目かの時にフリー・ジャズ3枚は、すんなりと決まりましたが、あと2枚どうしようか、特に聴きたいものもないし・・・・で、千枚以上はあったタイトルとメンバーだけが記載されたインデックスの中から、全く適当に選んだのが「COOL STRUTTIN’」でした

 

COOL STRUTTIN' / SONNY CLARK (BLUE NOTE 1588)

レーベル面NEWYORKのセカンド・プレス。溝、耳、9m、RVG刻印あり。オリジナル(63RD)はジャケットがセピア色に近く、コーティングも、もっと効いています。いつかはオリジナル盤が欲しいと思っていましたが・・・。

 

 

当時はジャズ初心者、それもフリー・ジャズや過激なジャズばかりで「モダン・ジャズ」には古臭いイメージを持っていて興味がありませんでした。だから恥ずかしながら、SONNY CLARKのことも、「COOL STRUTTIN'」モダン・ジャズの中でも一、二を争う超有名盤であることすら、知りませんでしたウソのようなホントの話です。


 

早速聴いてみると、有名なタイトル曲には、まったくピンと来ませんでしたが、2曲目の「BLUE MINOR」の哀愁たっぷりのテーマやMcLEANのソロに痺れました。それまで抱いていた「モダン・ジャズ」の古臭いイメージは一瞬にして消え、それからは、ART FARMER、JACKIE MclEAN、SONNY CLARK、このアルバムのメンバーを頼りにモダン・ジャズのレコードを次々と聴き漁り、1年も経つころには、立派なモダン・ジャズ・フリークなっていました

 

あの時、全く偶然に選んだ「COOL STRUTTIN'」が、他のアルバムだったら、今、このブログは存在していなかったかもしれません。

 

COOL STRUTTIN' VOL.2 / SONNY CLARK  (BLUE NOTE 1592)

実際には発売されなかった1592番。「音」以外はオリジナルを超えた某組合系ショップの最高の仕事。でも、ちょっとやり過ぎ?

 

左はシングル・カットされた「COOL STRUTTIN'」(US・オリジナル)、個人的には「BLUE NINOR」や「DEEP NIGHT」の方がシングルには向いていると思います。

日本盤シングル2枚はリバティ期のもの。「ブルー・マイナー」は日本独自、本国では発売されていません。