4月は、18本の映画を観た
初日に観た『ペイン・アンド・グローリー』が個人的にとても響いたので
ペドロ・アルモドバル監督の自伝的作品を他に2本📀レンタルしてみた
また、先月は
これは本当に単なる偶然か、
何か運命的なものかと考えてしまう映画に出会った
現在加入中の動画配信サービスdTVは、4/12に Leminoと言うサイトにリニューアルされた
そこで、ハリソン・フォードとチャドウィック・ボーズマン出演の作品を見付けて視聴してみたところ
スポーツ界の『グリーンブック』と言って良いのではないかと思えるくらいの
埋もれた良作を発見した
『42~世界を変えた男~』
翌日、ワイドショーの画面を見て驚いた
大谷が42の背番号を付けてプレーしている姿が映っていた
いや、その他の選手も全員‥
そうか❗️私が『42~世界を変えた男~』を観たのは
まさしく“4/15”だったんだと、ようやくそこで気がついた
「42」は、メジャーリーグで唯一の全球団共通の永久欠番で
史上初の黒人メジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソンの背番号だ
そして、1947年の4月15日は、ジャッキーがメジャーリーグにデビューした記念すべき日だった
今では、4/15は「ジャッキーロビンソンデー」と名付けられ
メジャーリーガーは、彼に敬意を表して全員、背番号「42」をつけてプレーする
30年以上前から、敵も、味方も、関係なく
1974年と言えば、米国ではまだ黒人が泊まれるホテルや、食事が出来るレストランが限られており、トイレも白人とは別だった
野球場の入口や観戦席も白人・黒人専用に分かれていた上、
そもそも、黒人だけがプレーする「ニグロリーグ」と言うものを球界が擁していた時代だったのだ
そんな中で、ドジャースの社長兼ゼネラルマネージャーのブランチ・リッキー(ハリソン・フォード)は
黒人初のメジャーリーガーとすべく、ジャッキー・ロビンソン(チャドウィック・ボーズマン)に白羽の矢を立てた
本作が制作された2013年当時、主演のチャドウィック・ボーズマンは、まだほとんど無名の俳優だったが
他球団はもとより、チームメイトやファンからも激しい差別を受け、孤独な闘いを強いられてもMGと交わした約束「やり返さない勇気」を守り抜いて、
次々と記録的な成績を打ち立て、人々の尊敬と支持を勝ち取って行ったジャッキー・ロビンソンを演じるに相応しく
高潔なプレーヤーを体現していた
アフリカ系の選手の入団が球団内外に大きな波紋を呼んで
南部に遠征した際には、ドジャースが定宿のホテルから宿泊を拒否されたり
対戦を拒否するチームが有ったなんて、今では想像も付かない
この作品との出会いは、先人たちの並々ならぬ苦労を経て、今日のMLBが有ることを知る機会になった