「パンツ被っちゃうほど‥」ってのは間違い
3回目の劇場観賞で ようやく
「パンツじゃないや、水着だ!」と気づいて苦笑いした
(まぁ、どちらにしてもエリオのやってる事は
アブノーマルな行為に変わり無いんだけどね)
ティモシー・シャラメと言う俳優が凄いのは
エリオのそうした酷くカッコ悪いところや
女子に対する態度の無神経さを度外視して
あぁ、何て愛しい‥!と思わせるところだ
(桃の扱いとか‥!)
初Hした女子に「3日も連絡くれない」と言われて
ロクな言い訳も思いつかず、取り繕うのも放棄するとか
(だって、悪いけど、今それどころじゃないんだ僕‥!)
3度目の劇場観賞後、一晩で原作本を読んだ
(GW中ならではの無謀な貫徹)
その後2日仕事して、昨晩は久々『ブロークバックマウンテン』を観賞
初Hした女子に「3日も連絡くれない」と言われて
ロクな言い訳も思いつかず、取り繕うのも放棄するとか
(だって、悪いけど、今それどころじゃないんだ僕‥!)
3度目の劇場観賞後、一晩で原作本を読んだ
(GW中ならではの無謀な貫徹)
その後2日仕事して、昨晩は久々『ブロークバックマウンテン』を観賞
やっぱり違う事が分かった
私が愛する作品
『ブロークバックマウンテン』も
『シングルマン』も
『君の名前で僕を呼んで』も
よく観ると純粋な同性愛の映画ではなくて
主人公が運命の相手に出会った事で
それまでの婚約者や元カノや女友達との関係とは
全く別次元の恋に落ちる
「もう、彼のいない人生なんて考えられない」と言うように
いずれも時代背景は同性間の恋愛など認められない頃
(世間に知られれば、犯罪者か精神病患者として扱われる)
身も心も、二つに引き裂かれながら
2人の思い出を糧に前に進む事を決意する者
相手のもとに旅立ってしまう者
20年の月日を経て、出会った頃に回帰する者
それまでの婚約者や元カノや女友達との関係とは
全く別次元の恋に落ちる
「もう、彼のいない人生なんて考えられない」と言うように
いずれも時代背景は同性間の恋愛など認められない頃
(世間に知られれば、犯罪者か精神病患者として扱われる)
身も心も、二つに引き裂かれながら
2人の思い出を糧に前に進む事を決意する者
相手のもとに旅立ってしまう者
20年の月日を経て、出会った頃に回帰する者
それぞれ、相手と共に過ごした濃密な時を
かけがえの無いものと愛しく抱きしめる
そして、3作とも彼らを取り巻く思い出のシーンは
画面の隅々まで、本当にため息が出るほど鮮烈に美しい
『君の名前で僕を呼んで』の原作本は映画よりも
相当エグいところまで書き込まれているけれど
映画は、小説のエッセンスを残しつつ
作品の真意を完全に尊重して(お父さんが傷心の息子に
語り掛ける場面の台詞はほぼ原作のまま)
二人の美しい時間を上手にすくい上げ
画面に焼き付けている
そして原作では、二人の20年後まで描かれているが
映画が、あのシーンで締めくくられるのは正解だと思った
オリヴァーと別れた後、駅のベンチで途方に暮れて
とうとうエリオがママに電話する姿だ
とうとうエリオがママに電話する姿だ
あれほど恋人と情熱的な夜を重ねて
小悪魔な表情も覗かせていた同一人物とは思えないくらい
幼く頼り無い
嬉しい事が有ると思わずクルクル回っちゃうエリオは
仔犬の様に可愛らしく、相手からのメッセージの紙片に
そっと唇を寄せる仕草はまるで恋する少女だった
「どうしたんだ?」
「一緒にいたくて‥あ、でも、戻るよ」
「君は、いま僕がどれくらい幸せか分かるか?」
初回の観賞は、エリオが初めて味わう恋のドキドキと同調
2度目は、いつからオリヴァーが
エリオを見つめていたか知っているから
自分を慕って一途に情熱をぶつけて来る少年を
心から大切に思い、自制し、必ず訪れる別れの時への予感を
少しずつ苦い薬を飲むよう味わっている姿に
胸がキリキリ痛んだ
仔犬の様に可愛らしく、相手からのメッセージの紙片に
そっと唇を寄せる仕草はまるで恋する少女だった
「どうしたんだ?」
「一緒にいたくて‥あ、でも、戻るよ」
「君は、いま僕がどれくらい幸せか分かるか?」
初回の観賞は、エリオが初めて味わう恋のドキドキと同調
2度目は、いつからオリヴァーが
エリオを見つめていたか知っているから
自分を慕って一途に情熱をぶつけて来る少年を
心から大切に思い、自制し、必ず訪れる別れの時への予感を
少しずつ苦い薬を飲むよう味わっている姿に
胸がキリキリ痛んだ
彼には、エリオの様に励まし支えてくれる両親がいない
2年越しの彼女と全く新しい生活を迎える事でしか
恋しくて堪らない少年の空白を埋める術はなかったのだろう
3度目の観賞は、もう一度エリオの目線で、
2年越しの彼女と全く新しい生活を迎える事でしか
恋しくて堪らない少年の空白を埋める術はなかったのだろう
3度目の観賞は、もう一度エリオの目線で、
初めての恋を知った、あの時、あの瞬間の
空気を、音を、眼差しを、痛みを、喜びを、
「何ひとつ忘れない」
そう囁いたオリヴァーの言葉と生きて行く
今は、まだ父のメッセージを頭で理解出来ても
感情が追いつかないくらい苦しくて、胸が痛いけれど
僕が彼に差し出した全てと、彼が僕に与えた全部
残らず抱えて生きていく
僕が彼で、彼が僕だった時間を
「エリオ!」
初回鑑賞で『ブロークバックマウンテン』と
ほんのり同じテイストを感じたのは、大切なアレ