野生虎鹿保護区 -9ページ目

野生虎鹿保護区

三度の飯より 東方 神起
ユノペンの綴る拙い駄文でホミンを愛でる
完全自己満ブログ

自分のおかずを自分で拵える自炊ブログですが
うちのホミンちゃんをつまみ食いしていただける
と嬉しいです。※腐向け BL表現有り 観覧注意


ホテルまでの車の中


さっきから漂うこの重苦しい雰囲気はなんなんだろう


ステージを無事に成し遂げ 疲労しているのもあるけれど なんとなくどちらからも口を開かず、チャンミンも身体をシートに預け、半分開いた虚ろな目で宙を仰いでいる


街灯をひとつひとつ通りすぎる度彼の横顔が一瞬照らされて
僕はその都度どんな表情を浮かべているのかを横目で追っていた


やっぱり なんか 最近の君はおかしい


いつだって側に居るからわかるんだ


何か抱えて居る時、チャンミンは僕を寂しそうな顔で見つめる

いつだって人一倍がんばって、自分の中で解決して そして大きくなっていく君を隣で見てきた


決して弱さを見せない
それは僕にも


だけど、君は気付いてないかもしれないけれど


そうやって何かにぶつかって もがいている時

君は僕をそんな目で見つめる時があるんだ

そんな無言のSOSを
今まで何度となく汲み取ってきた

それは僕も同じで君に何度も救われて

ボロボロになっても支え合ってここまで来れた


だから もう君のことなんて 何でもわかるような気でいたけれど


本当は今すぐその気落ちした肩を抱きしめたい


でも
もう少し 君が何か話す気になるのを待とうか なんて


そんなのただの言い訳だって分かってる



変なのは僕の方だよな


君のことが気になる


君を想う僕の気持ちが違う物に変化していることに 本当は随分前から気付いていた


でも 2人きりでの再始動という大事な時期を忙しく過ごす中でなんとかごまかしながらやりすごしてきた


溢れだしそうになる気持ちに蓋をして



もし、今君をこの胸に抱きしめたら
もう誤魔化しなんてきかない


だから…




「ヒョン…?着きましたよ」

「あっ、ああ」



「あと…何か、僕の顔に付いていますか?お?」


車内で見つめていたことがバレていて

慌てふためく僕を余所に
自分の荷物を持つとスタスタとフロントの方へ歩いて行ってしまった

先の方で黄色い声が上がる


やっぱり 何処へ行くにも追ってきたファンの姿が目につく


僕たちは東方神起なんだ

どんな時も支え合う戦友


やっぱり この気持ちには蓋をするべきだろう



パンツのポケットに入れていた携帯が震えてメールの受信を知らせる




(昼間のこと よろしくね♪ )

正直…
あまり気は進まない、

しかし昼間はつい動揺して自分から協力するなんて言ってしまった


チャンミンが誰かのものになるなんて 想像もしなかったから


つい 協力するなんて心にも無いことを口走ってしまったけれど



(伝えておく)


彼女にはその場で短い返事を送った




これでいい


彼女は本当にいい奴で

歳上で きっとチャンミンも甘えやすいだろう

彼女という拠り所が出来ればチャンミンの心も安らかでいられるはずだ



そして彼女なら
俺も諦めがつく




これでいいんだ



携帯をポケットにしまうと



僕は彼の待つ方へ歩き出した