心身共に疲れきっていたはずなのに
あまり深く眠れなくて
普段であれば寝ている間は気付かない
小さなメールの受信音でも
今の僕は容易く意識を呼び戻すことが出来た
こんな朝に
マネージャーさんかな?
泣き腫らして重たい瞼を嫌々抉じ開けて
枕元に置いた携帯を手にとる
from:ユノヒョン
僕の安眠を奪った張本人からのメール
嫌でも離れられないという現実が
名前の表示に性懲りも無くにやけてしまう口許が
一夜明け
僕の中の事態が何一つ変わっていないことを痛感させる
こうやって不毛な恋を続けていくのか
寝起きのぼんやりとした頭の中でそんな想いを巡らせながら
なんの構えも無いまま
メールの本文に目を通す
!!!!!!
ヒョンのメールに綴られるあの人の名前
僕?
そんなはずはないだろ
昨日ヒョンに向けられていたあの人の甘い笑顔を思い出す
朝食の時間にはまだ早い
だけどこのハッキリしない短い文章の持つニュアンスが
僕の思うもの それと一致するのかを
メールの送り主に問いただしたくて
早々に身支度をする
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to:ユノヒョン
今から部屋出ます
朝食一緒に
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簡単に準備を整えると
メールの内容に返答はせず短い用件だけを送る
ガチャ
「おはよう よく眠れたか?」
ドアの前 深呼吸をして
廊下に出ると もうあなたは僕の部屋の前で僕を待っていた