坊っちゃん
夏目漱石
あらすじ
東京育ちのまっすぐな性格の坊っちゃんが、四国の中学に赴任し、校長や教頭、教頭の太鼓持ちと対立するお話。
感想
昔、読んだことあるんだと思うけど、正直者の坊っちゃんが、赴任先の四国の中学校で、悪い校長、教頭先生と対決する、そういう単純な話だと思っていました。
でも、この年になって読んでみると、
悪役の校長、教頭先生達、
世の中こういう人達で
成り立ってないか?
坊っちゃんの目から見ると悪人だけど
周囲と合わせて、自分の意見はあまり
主張せず、問題起きないように、裏で話を合わせる人達。
これって、世の中のほとんどを占める人達じゃないか?
でも、その人達、悪意があるとかじゃなくて、波風たてないようにがまんしてたり、時間に解決してもらったり
してるんだよねー。
四六時中、対立してたら疲れてしまう。
校長や教頭がすーっと私の日常に
おりてきた。
そして、私が坊っちゃんだ。
読み進むにつれ、私が普段理解できない人達のことが、
ふむふむ、なるほど、こんなふうに
考えてるのか。と、すらすらと
解説されたような気がしました。
変な読み方ですね。
それはともかく、久しぶりに夏目漱石を
読みましたが、文句なしに面白い
坊っちゃんがつけるあだ名が秀逸!
登場人物がイキイキと眼の前に再現されてくる感じ。
あまりの面白さに、一気に読んでしまいました。
読書の秋ですから、他の作品も読んでみようと思います。
