悪性軟部腫瘍で戦った方のブログ
 
 

2024年3月25日(日)

 

 

 

 

悪性軟部腫瘍で亡くなった方…  辛い話】

 

 

偶然、「悪性軟部腫瘍」のブログが目に入った。夫の「後腹膜脂肪肉腫(脂肪細胞のがん)」も悪性軟部腫瘍の一つ。「最後の手術」と書かれていたので、圧力を逃がす手術なのかと思い読んでみたら、やはり、そうだった。

 

 

 

 

 夫は年齢が75歳を越えているので、脂肪肉腫が原因で寿命が終わるかどうかは分からない。

仮に、脂肪肉腫が原因で終末期を迎える場合、脂肪肉腫が増大して臓器圧迫を起こした時は、圧力を逃がすための手術を考えていたので、この方の記事はとても参考になった。

 
 
記事の途中から読んでいったので、気が付くのが遅れてしまったが、この方は、2024年3月17日未明に亡くなられたとのこと。
 
 
「希少がん: 脂肪肉腫」の怖いところ、おとなしいうちは共存ができるけれど、暴れだしたら手がつけられないこと。風船が膨らんでいくようなスピードで腫瘍が大きくなる。抗がん剤や放射線が効きにくいので、まともに防戦もできない。見ているだけ。
 
 
これが現実…、これが夫のがん。
 
 
 
いつかは治療方法が海外から出てくるかもしれないけれど、患者数が少ないので大きな期待は持てない。治療に使える薬もほとんどないので、「がん」に優位に立たれた時に、どうやって逃げるか…。
 
 
アメリカ映画だったら、最後は「脂肪肉腫」が自分自身の細胞を攻撃して、自滅するストーリーで、ハッピーな結末になるのだらろうけど…。
 
 
「切除不能の再発」は私達にとっては絶望の言葉。仮に余命が2年あると言われても…、お腹の中のエイリアンを育てていると思うと心穏やかではいられない。膨らむお腹を見ること自体がかなりの精神的苦痛。ほんとうに…、既存薬で何か応用できないものか…
 
 
 
この方が残した、悪性軟部腫瘍(高悪性のがん)のブログは、今、戦っている人の貴重な遺産。
「抗がん剤を使っている間は、増殖スピードがゆっくりに感じられたとか。」こういう肌感覚で感じられた話も…参考になる。
 
 
 
後腹膜脂肪肉腫の人は、腎臓を切除している人が多い。腎臓に負担のかかる薬が使えないんだよな。ここも辛いところだ。
 
 
 
参考| 私が見たブログは、「habiro163」さんの闘病ブログです。