悪性軟部腫瘍になってから五回目の手術(腫瘍切除)を終えました。

私の人生で最後の軟部腫瘍の手術です。

病名は転移性皮膚腫瘍

既に肺や肝臓など複数箇所に転移しているので根治目的の切除ではありません。腫瘍が皮膚を突き破り増大し続け出血したり、痛みが出たりする事を防ぐ目的でやりました。

手術は局所麻酔で1時間で終わりました。

一番痛かったのは、局所麻酔薬を打つときで、その後は時々押されて痛みを感じることはありましたが痛みに悶絶する事はなく終われました。

手術後、切除した腫瘍を見てみると脂肪におおわれた直径4~5センチ位の腫瘍でした。

11月に気づいた小さなしこりが、短期間でこんなに大きくなっていたのかと思うとがん細胞の強さにあらためて驚きます😲

術後、創の痛みや硬いつっぱり感はあり、座ったり立ったりは大変だけど、身体から腫瘍が少しでもなくなったと思うと気持ちが少し楽になった。

日々増大する腫瘍を見続けるのは精神的にやはりしんどいです。


▶️手術1週間前の腫瘍の様子

前の手術で縫い合わせた場所のすぐ近くに腫瘍が出来ました


 【悪性軟部腫瘍の治療経過概要】

 🔶手術1回目 2018年12月 

 左脚の大腿部の良性腫瘍切除目的で手術をした。だが、切除した腫瘍を調べたら悪性の線維肉腫だった。

🔶手術2回目 2019年1月

 1回目の手術後の病理検査結果から、医大付属病院を紹介され手術をした。左脚の大腿部の広範切除

粘液性線維肉腫

切除した部位はえぐれた状態になった。

この手術後、脚を少し引きずるようになった。右脚の筋肉疲労を防ぐため長距離を歩くときには杖が必要になった。

🔶放射線治療 2019年3月~4月

🔶手術3回目 2022年7月

 再発、  医大付属病院で左脚の大腿部から臀部にかけて広範切除

成人型線維肉腫

切除した部位は2回目の手術後よりも大きくえぐれた状態になる 

杖なしでも歩けるが、常時杖を利用

🔶化学療法 2022年9月~2023年5月

  AI療法7クール

🔶手術4回目 2023年6月

 2月に再々発がわかり3月に都内の病院でセカンドオピニオンを受けその結果、都内の病院で腹部、大腿部、臀部の広範切除と皮弁手術を受ける事になった。

約14時間の大手術だった。

 リハビリを行い、杖を利用して移動出来るまでに回復した。

🔶胸腔ドレナージ 胸膜癒着術 2024年1月

🔶手術5回目 今回の手術 2024年2月

 左臀部転移性皮膚腫瘍切除


我ながらここまでよく乗りきってきたと思います。

私を支えてくれた家族、友人、職場の同僚、そして医療スタッフの皆様に感謝です。