まさか夫が?? 嘘でしょう?

 

 

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2021年11月15日(木)

 

 

2021年10月26日に人間ドックを受診。
検査結果に「悪性の肉腫の疑い:要精密検査」と書かれていた。

初めて聞く言葉「肉腫」肉腫ってなんだろう?
脂肪腫のようなものなのか…?

 

 

 

 

何かの間違いでは? 夫が悪性腫瘍?】
 
 
人間ドックは、夫婦で毎年受診していました。2019年までの過去8年間の検査で指摘されていたことは、胆石、腎臓結石の2つだけ。
 
 
夫の兄弟が50代で膵臓癌で亡くなったこともあり、胆石は、沖縄の病院で摘出手術を受けました。腎臓結石については様子見。
 
 
他の検査項目は歳なり…。年齢と共に、血管も少しずつボロくなってきているけれど、これは”中古車”と同じと考えて、毎年人間ドック(人間車検)することで大事になる前に手が打てるだろう…と安心していました。
 
 
2021年10月26日に受けた人間ドックも心配はしていなかった。
癌の腫瘍マーカーも正常値…。「”がん”はなさそうだ…。」
 
しかし、最後の医師所見欄には「悪性肉腫の疑いあり」(これも軽く流し読み…何故だ!?)
「肉腫=がん」という知識がなかった。
 
 

この件に関しては、自分たちの思い込みが強くあった。

癌なら腫瘍マーカーが大きく上がるハズ。

腫瘍マーカーでは、分からない癌もある。思い込みとは恐ろしい…。

 

 

◆◆◆

 

 

そういえば、沖縄で胆嚢(たんのう)摘出手術は2時間と言われていたが、5時間かかって「??」だった。

 

 

入院中、エコー検査の新人教育のため、夫が協力。エコーを1時間ぐらい見ていた時に、嚢胞みたいなものを、夫と看護師が見つけ「なんだろう?」と思ったことがあったらしい。素通り…。

 

 

それが、後に見つかる「後腹膜脂肪肉腫」だった可能性は「大」です。

 

 

2018年に異常を見つけたのに…2021年まで放置。本当に残念です。

 

 
 
◆◆◆
 
 

病気発覚前は、時間さえあれば公営の体育館に出かけて、社交ダンスの練習をしていました。

当時は、練習がうまく行かずにお互いにイライラしていた時期。当然、相手のことを思いやる気持ちも乏しかったです。

 

 

「悪性肉腫を良性の脂肪種」

 

 

のようなものと思い、急がなくてもよいと判断してしまった。
ダンスの練習を優先したことで、病院受診まで1ヶ月以上遅れました。
なんで、ネットで「肉腫」を調べなかったのだろう。

 

 

「大きな後悔…。」

 

 

2021年の人間ドックで、追加の検査オプションで受けた「腹部CT」にも「悪性肉腫」がしっかりと映っていました。かかりつけ医に画像を見せて判断を仰ぐべきだった。
 
 

かかりつけ医(消化器内科専門医)からは、
「お医者さんだったら、専門性がなくても誰でもこのぐらいの画像なら見れるよ。」と言われた。ガーン

医者は「分業」と思っていたので、専門外の話はしませんでした。

 

 

 

大きな後悔。大きな後悔。大きな後悔。

 

 

 

これまでの夫の健康状態 腎炎で2度の余命宣告】

 

 

夫は小さい頃から腎臓が悪く、小学校・中学校で2度の余命宣告を受けています。
叔父さん(医者)からの余命宣告だったので、ショックは相当大きかったようで中学生の頃に、線路での自殺未遂も図ったとのこと。
 
 
線路に寝そべって死を覚悟したはずなのに、電車が近づく音…。
その音がだんだん大きくなり、さあ、いよいよ轢かれるぞというときに怖さを感じてとっさに逃げたとのこと。
 
 
夫の話、「一度、あの思いをすると2度と自殺をしようと思わなくなる。」とのこと。
高校生以降は、体調が良くなり74歳の現在まで好奇心旺盛に「超ポジティブ爺さん」として元気に生きている。
 
 
ずいぶん後手に回ってしまったけれど、この病気も何とかできないものだろうか…。
 
 
 

 

(1)夫の人間ドックの所見欄に「悪性腫瘍の疑い」|おわり

 

 

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