第2章 後腹膜脂肪肉腫[初回手術]
(21) [入院20日目] 判断力低下で、誰でもフィッシング詐欺被害者に。
 

2022年2月16日(水)

2/1(火)に後腹膜脂肪肉腫(約23×13cm)の手術を行った。
術後の腸閉塞と食欲不振で入院期間が延びた。

 

入院20日目 SNSにフィッシング詐欺メール ( ICUから15日目 )

■ 夫の様子
 
健康状態は良好。判断能力は低下。
SNSを通して、日本郵便を装ったフィッシング詐欺。
「あて先不明の荷物があり郵便局で保管しているので、確認してくれ。」という趣旨のメール。
 
夫から頼まれて、担当郵便局に電話。折り返し30分後、ウチに届ける郵便物はないとのこと。もう一度、夫にメールの内容を確認して、電話番号を調べてみたら、フィッシングメールに使われている電話番号と判明。メールのリンクを選択してしまったとのことだったので、契約携帯会社に連絡をとった。

 

 

夫がフィッシング詐欺と見破れなかったのは、初めての経験。気の緩み。

詐欺携帯ナンバー:080-2077-8855

 

タイミングも悪かった。つい先日、親族がウチにゆうパックを送ってきた。
送付先の住所に、「号棟」と「部屋番号」が未記載で、配送先不明扱いだった。
今週末の退院を控えて、退院祝いを送って下さるという話もあったので、
私も不在通知かもと勘違いしてしまった。
 

 

買い物帰りの、バスの車内放送で、「STOP!気をつけよう!電話で詐欺」の
アナウンス。夫婦で詐欺に遭いそうになるとは…耳が痛い。

ボーッとした頭でアナウンスを聞いていたら、

”電話で詐欺”が ”平和なヤギ”と聞こえた。「えっ!?」
以来、何回この放送を聞いてもそう聞こえる。

 

「平和なヤギ」なら気をつけなくていいよね。

 

 

 

※ 追記 この時点で夫はかなりの栄養失調の状態、衰弱していてまともに判断できる状態ではなかった。SNSの郵便物不在詐欺メールを私に言ってきてくれただけでも、すごい。

入院前は元気で退院してくる前提だったけれど、こんなに衰弱する可能性もあるなら、
入院前に、先々予想される事務処理はやっておいたほうが良いと強く感じた。

 

疑問に思ったこと。医療保険、本人が医療保険請求をやらなければいけない保険は…、
どうなんだろう…、本人が請求手続きできなかったケースも多いのではないか?

 

 

 

 

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