5,6月の季節レッスンは「初夏の練り切り」。レモンの練り切りに寒天をかけた「まるごとレモン」は人気の意匠です。
寒天をかけた練り切りを「艶天」とよびます。艶天に使う寒天液は購入した寒天のパッケージに記載してある通りの分量で作れば大丈夫です。
写真のレモンの上に乗っているような装飾用の寒天はもう少し固めに作った方が良いかもしれません。レッスンでは同じ分量の物を使ってしまっていますが、装飾するには少し緩い気がします。
艶天の利点は、
〇美しく見せることができる
〇練り切り餡の乾燥を防止する
〇食感が楽しめる
というところです。
使うのと使わないのとで見た目にも味にも大きく差が出ます。
作業中の様子。
レッスン中は写真のような感じでコンパクトに作っています。大きなスプーンで寒天をかけてます。
より艶を出すため2度掛けしています。
30度前半で寒天液が固まり始めるので手早く作業をします。5分程時間をおけば完全に乾く感じです。
気を付けたい点は、保冷バッグに入れて持ち帰ったり、冷蔵庫に入れたりしたときに、持ち帰り用のカップの上蓋が曇りやすいということです。寒天は水分量が多いので、少しの温度差で容器が曇ってしまいます(結露)。
多くの水分を含んでいたカップ内の空気が冷却されることにより水分を含有しきれなくなり、曇りとなってカップに付着します。
水滴となってお菓子に垂れると、食感が悪くなりますので、持ち帰った後に一度キッチンペーパーで結露を拭いていただきたいです。痛みにくくなるという点でもおすすめです。
暑い時期ですので、すぐに食べない場合は冷蔵後で保管してください。食べる20分程前に冷蔵庫から出しておけば餡の固さも取れて、おいしく召し上がっていただけます。
初夏の練り切りレッスンは残すところあと3回ですが、木~日曜日でリクエストレッスンが可能ですので、気になっている方はぜひお気軽にご相談くださいませ
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