先日レッスンを受講された方から「デザインを考えるのに生みの苦しみを味わうことがある講師も多い」という話を聞きました。

 

私もよく

「デザインを自分で考えているのか?」

「すごいですね」

「大変ですね」

「どうやって考えるんですか?」

などお声がけいただきます。

 

レッスンのデザインを決めるときには

①その季節の伝統的な意匠の情報を集める

②その季節の流行の意匠の情報を集める

③①、②から作りたい意匠を絞っていき、作りながら自分の好みの形を探っていく

という方法でやっています。

 

その他、

❋①~③を気にせず、季節に合わせたテーマ(夏祭り、クリスマス、お正月など)を設定して、自分の作りたい物を作る

という場合も多々あります。

 

ふんわりと愛らしく、美味しく見える感じが好きなので、

丸みを帯びた形、濃すぎない着色で仕上げていきます。

 

初心者様やお子様がレッスンに来られることも多いので、無理なく2時間で作り終えることができるという点も大事にしています。ぱっとみて「かわいい!」と思えるインパクトも欲しいです。

 

最初の話に戻りますが、私の場合この作業が上手くいかないと「生みの苦しみ」に感じると思うのですが、

 

苦しいと感じたことは1回もないです。見たことがあるものがイメージの元になるので、試作に先立って3か月くらい前からたくさんのデザインを見ておくことにしているからでしょうか。

 

羊毛フェルト、紙粘土、イヤリング、ガラス細工など、さまざまな分野の作品にもヒントがたくさんあって刺激になります。

 

あとはあんまり深く考えるときりがないので、「これが今のベストかな」と納得ができたら、それ以上のクオリティーを上げるための作業はしないです。試作を始めたら、長くても2日間で見本作りを終える感じでやってきています。

 

みなさんはどうなんでしょう。そんな話をすることもないので聞いてみたいです。