昨日観て来ました。
映画としてよいか悪いかなんて考えられなかった。
ベー・チェチョル氏の気持ちに深く深く入ってしまったから。
北野きいちゃんの歌必要?これだけは気になったけど・・・
https://www.youtube.com/watch?v=IlUDlhDOigk
ぬぐってもぬぐっても涙が流れてくる。
歌は本人のものかな。とても魅力的な声。
艶やかできらびやかな声。リリコ・スピント。
誰でも失って初めて知ることがある。
転んで初めて痛みを知る。
逃げないで痛みを越えていけばそこに新しい世界が待っている。
外から見れば痛々しいことかもしれない。
でも当事者にとって苦しみを越えた先にあるものは希望の光なのかもしれない。
決して絶望の闇ではないと。
甲状腺をとったとき果たしてこれで良かったのだろうか・・・と思うこともあった。
手術前、自覚症状も全く無く、ほぼ健康な体にメスを入れる・・・声を失う恐怖におびえながら、全身麻酔でのリスクにも震え・・・甲状腺機能は正常な臓器をとる・・・一生飲み続けないいけない薬・・・飲み忘れたら?どのくらいで死ぬの?数週間?1ヶ月?そんなことは医者は教えてくれないし・・・。
全身麻酔で6時間強の手術後、体力が無くなる・・・「なぜ?どこも悪くなかったのに・・・」
首の傷跡とのどにあった小さな臓器につながっていた筋肉など連動してたんだな・・・と気付かせられる日々の小さな出来事。首周辺の保温にもこの臓器は役立ってたのね・・・と冬になって気付く。軽く痙攣する首周辺。悪い変化は小さくても気になる。
「本当に摘出することが一番良かったのだろうか・・・」手術から8年経った今でも思うことがあった。
この映画で、そんなこと全部吹き飛ばしてくれた。
もしあの時そのまま残しておいて反回神経や気道に湿潤してたら・・・。
一般人の私たちにはもう一度歌えるようになるまでの回復手術まで治療として出来たであろうか・・・。肺やほかの部位に転移してたら・・・。
全部必然だと思えるようになった。
病気になったことも、早期で、手術で取ったことも。
歌うための楽器である体を今もこうして使えること。
ありがたいことだね。
苦しい時間がたくさんのこと学ばせてくれたと思う。
でも、少しも生き方に反映されてないね。
相変わらず転んでばかりだけど・・・
病気だって私の中にある。
私の生きてる時間。