人生意気に感ず「性変更を判決の行方。NATOとウクライナの行方。石丸氏をミライズで語る」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「性変更を判決の行方。NATOとウクライナの行方。石丸氏をミライズで語る」

◇手術なしで男性から女性への性別変更が認められた。広島高裁である。性同一性障害の人は多く存在する。このケースは男として生まれたが、自分の認識は女である。戸籍は男、それを変更したいというのだ。自分が認識する性で生きるという願いは自分は何かという問題と結び付く。個人の尊厳に関わることだが、容易に認めると社会は混乱する。性同一性障害特例法は事実上手術を強いるものだった。手術とは男性器の切断である。外見要件の理由は公衆浴場などでの混乱だという。確かに男性器の人物が女性の風呂に入った場合、普通の女性は驚くだろう。バランスをどう考えるかは難しい問題である。ホルモン療法の継続で男性器の形状が変えられるようになった点も重要と思われる。性転換に関してはとかく興味本位に捉えられがちだったが多様性社会に於ける重要な人権の問題であることを改めて思った。

◇NATOは首脳会議でウクライナの加盟に向けた決意を示した。加盟は戻れない道(不可逆的道)と表現した。ウクライナにとって加盟は悲願なのだ。実現すればウクライナへの侵略は全加盟国への侵略となる。NATOは加盟を進める施策を打ち出した。軍事支援の強化などだ。来年は少なくも約7兆円を支援するという。プーチン大統領が最も恐れているのがウクライナのNATO加盟である。プーチン氏はウクライナの加盟により最大の軍事同盟がロシアの勢力圏に広がると捉えているからだ。プーチン氏は最近しきりに核の使用をちらつかせている。あせっている証拠であろう。

◇今月のミライズ(20日)は「石丸伸二とは。165万票の衝撃」と題して私が講演する。この人物に入れ込んだ一人としてこの人物と165万票の行方を追わねばならないと思っている。石丸氏は政治と経済と日本の現状について次のように述べている。「三菱UFJ銀行に入り経済を分析予測するアナリストとして働いてきてどんな経済の問題も突き詰めれば政治の問題に行き着くと痛感した。特にニューヨーク駐在時に担当したブラジル、アルゼンチンなどの南米の国々では政情不安が経済の不安定に直結していた。政治が三流なら経済も三流になっていく」と。彼の目には政治が三流になっていく日本に対する憤りがあったに違いない。このような背景が安芸高田市長に飛び込んだ動機の一つに違いない。そして市長になったとき、議場で居眠りする議員に対する怒りが爆発したのだ。「恥を知れ、恥を」。かつての群馬県議会が胸に甦るのだ。(読者に感謝)