人生意気に感ず「新紙幣に津田梅子の顔。強制不妊に大法廷の違憲判決。石丸支援の嵐が伝わってくる」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「新紙幣に津田梅子の顔。強制不妊に大法廷の違憲判決。石丸支援の嵐が伝わってくる」

◇20年ぶりに全面印刷の新紙幣流通が始まった。銀行には新し物好きの人々の長蛇の列が出来、早くも便乗した詐欺の動きが報じられている。手口は「旧札が使えなくなる」というものだが、一度発行された紙幣は法令に基づく特別の措置がない限り使い続けられる。1万円の顔は聖徳太子、福沢諭吉と変わり今回の渋沢栄一となったが、聖徳太子もまだ使えるのだ。紙幣は経済を動かす血流であり、信頼が第一。その信頼を支えるのは偽造防止の徹底である。犯罪国北朝鮮は資金獲得に手段を選ばないから国の力で偽造に取り組んでいると報じられたことがある。巧妙な偽造が国を挙げて行われればミサイル以上の危機となる。世界で初めの新技術「ホログラム」は紙幣を傾けると肖像の顔が動いて見える。「NIPPON GINKO」の小さな文字はコピー機での再現は難しい。

◇5千円札の津田梅子に注目する。6歳で初の女子留学生として渡米した。明治4年岩倉使節団に同行したのだ。ワシントン郊外の米人宅に滞在して通学した。進んだ文化、異なった習慣に腰を抜かす程驚いたに違いない。17歳で帰国したとき、日本の女性の地位の低さを嘆いた。当時16歳くらいまでに結婚して家庭に入るのが当たり前だった。「ねえやは15で嫁に行き」という歌がある。うめは日本語を忘れて苦しんだ。女性の時代と呼ばれながら、まだまだ社会参加が遅れている今日、5千円札の顔として登場した意義は大きい。

◇強制不妊を定めた旧優生保護法を最高裁大法廷は違憲だと報じた。立法の目的は「不良な子孫の出生防止」。1948年、つまり人権尊重の日本国憲法施行の翌年にナチスが行った民族浄化の優生政策を議員立法で行った。国会議員たちの人権意識にあきれるばかりだ。この法につき大法廷は「立法時点で違憲だった」とした。手術を受けた人は2万5千人に及んだ。憲法の規定「全て国民は個人として尊重される」を正面から踏みにじったのだ。岸田首相は「賠償を速やかに行う。反省とおわびの言葉を直接お伝えしたい」と語った。

◇「まさか」、「もしか」の石丸現象が形となって現実化する時が目前に迫った。「石丸氏に注目」の地方紙が図書館で見つからないという連絡が都内の二児の父という人らから寄せられ、事務所は早速送った。石丸支援の嵐の呼びかけが伝わってくる。初代群馬県令楫取素彦の子孫、東京都狛江市の楫取能彦氏にも私が石丸氏を支援する理由を書き送った。恥を知れが南の風に乗って伝わってくるようだ。(読者に感謝)