人生意気に感ず「燃える地球は手遅れか。宗教の力と民主主義の行方。検察高官の性犯罪。沖縄米兵の性犯 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「燃える地球は手遅れか。宗教の力と民主主義の行方。検察高官の性犯罪。沖縄米兵の性犯

◇連日の酷暑。この先地球はどうなるのか。無心に水に戯れる子どもたちを見て、彼らの将来が心配でならない。地球が燃えているのだ。地球温暖化は止まらない。専門家は手遅れだと指摘する。世界では50度を超えるところも出ている。空前の直射日光の中を黙々と歩く人々がある。狂気の沙汰を支えるのは宗教心。

◇サウジアラビアのメッカで1,301人の死者が出た。気温は51.8度。体温を遥かに超えた熱湯にひしめく群衆。宗教の凄さと無気味さに圧倒される。メッカはイスラム教最大の聖地である。全世界のイスラム教徒にとってあこがれの地なのだ。このエネルギーが政治と結びついた時の恐怖を想像する。イスラム教はかつて右手に剣を左手にコーラン(イスラムの経典)をと叫んで世界を席巻した。祭政一致の権化の姿だった。人間尊重の民主主義は政教分離でなければならない。日本国憲法も高らかに謳う。大巡礼での異常事態に接し民主主義の尊さを思った。

◇大阪地検元検事正がこともあろうに在任中の部下に対する性的暴行の疑いで逮捕された。超エリートの経歴を持ち辣腕ぶりは有名で「関西検察では神のようにあがめられていた」という。現在の日本は享楽の巷と化し男女問題は末期的様相を呈している。それを食い止める砦が検察の使命ではないか。逮捕容疑は酒や薬などの影響で抵抗できない相手に性的暴行を加えた罪。現場は検事正の官舎で被害者は酒に酔っていたという。高検は被害者の特定につながることは一切言えないとする。こういう姿勢に対し身内びいきではないかという声が上がるばかりでなく被害者への好奇心も高まる。状況からして被害女性は相当な公職にある官憲であることが窺える。

◇また起きてしまった。米兵による少女性的暴行事件である。16歳未満の少女を誘拐し同意なく性的な行為をしたとして、那覇地検は不同意性交とわいせつ目的誘拐罪で在沖米空軍の兵長を起訴した。米兵による少女の被害は過去にも度々起きた。玉城知事は「強く抗議しなければならない。怒り心頭だ」と発言。今回のように表沙汰になる米軍関係者による性犯罪は「氷山の一角」と言われる。不起訴になり泣き寝入りする人が少なくないのが実態なのだ。沖縄の基地は現在の国際情勢の中で、そして日米同盟に於いて非常に重要である。米兵の犯罪が日米の信頼関係を脅かす事態を深刻に受け止めねばならない。

◇岸田首相退陣の風がにわかに強くなった。大きな津波に日本はどう対応するのか。(読者に感謝)