人生意気に感ず「パリ五輪の暗雲。育英大学の壮行会で櫻井選手と握手。岸田政権の支持率低下は何を意味 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「パリ五輪の暗雲。育英大学の壮行会で櫻井選手と握手。岸田政権の支持率低下は何を意味

◇オリンピックが秒読みの段階になり連日各種競技戦で沸き立っている。今年はパリが会場なので選手たちの心には格別のものがあるに違いない。「パリに行きたい」という合言葉にそれが滲んでいる。しかし、平和の祭典には暗雲も漂う。テロの脅威である。花の都は警戒でピリピリしている。ウクライナ、イスラエルとハマスなど世界は争乱の中にあり、パリの治安はそれと密接な関係にある。凱旋門、セーヌ川、ベルサイユ宮殿等を血で汚してはならない。

◇15日、パリ五輪壮行会に出た。育英大学の二人の職員、櫻井つぐみさんと元木咲良さんがレスリング代表でパリ行きが決定したのだ。育英大学は創部7年にしての快挙に奇跡だとして燃えている。二人は「パリでは絶対に金を」、「自分にしか出来ない試合を」と決意を語った。激励の言葉を語る人は「必ず凱旋門を通って下さい」と励ました。懇親会の席で私は櫻井つぐみ選手に近づいて言った。「握手をお願いします。力一杯で願います。オリンピック選手の手の力を知りたいのです」。「手の力は強くないのですよ」彼女は笑いながら言った。握りつぶされるような力を予想したが柔らかい手はそれ程ではなかった。多分加減したのだろう。私は手の力には自信があって若い人に簡単には負けないのである。

 今回のパリ五輪ではセーヌ川やベルサイユ宮殿も会場に使われる。花の都パリはかつて多くの血が流された革命の地であった。フランス革命の中で生まれた人権宣言はその後世界の人間尊重と民主主義の理念を導く星となった。それは日本国憲法の基本理念となって私たちの生命および自由を支えているのだ。パリのオリンピックはメダル争いだけの場ではない。選手たちはフランス革命の歴史を概略だけでも学んで行くべきだ。より大きな力と勇気が生まれるに違いない。

◇自民党支持率が19%に下落した。岸田内閣の支持率も22%に下がった。朝日新聞の世論調査である。岸田首相は平和サミットでも存在感を示していた。帰国した姿を見てその目まぐるしい動きをみてよくやっていると思った。それにもかかわらず変わらず支持率が上がらないのは裏金づくりへの国民の怒りがいかに激しいものかを物語るものといえよう。本来なら政権交替が行われる場面だがそれも望めない。他党の力が余りに弱いからだ。他党の支持率は立憲が8%、維新・公明・共産が横並びの3%である。日本丸は羅針盤を失ってどこへ流れていくのか。(読者に感謝)