人生意気に感ず「虎に翼が面白い。選択的夫婦別姓の行為。妖怪が世界を徘徊。マクロンの決意」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「虎に翼が面白い。選択的夫婦別姓の行為。妖怪が世界を徘徊。マクロンの決意」

◇NHKの連続テレビ小説「虎に翼」が面白い。憲法14条両姓の平等の文言が度々出てくる。茶の間で憲法の両姓の平等が切実のドラマと結びついて語られる影響は大きいと思う。結婚により女性は夫の姓を名乗ることについての真剣な議論がある。普段憲法論に無縁な多くの人々も引き込まれて見ているに違いない。

◇経団連は10日、選択的夫婦別姓制度の早期導入を政府に求める提言を公表した。民法は夫婦同姓を定める。「夫婦は婚姻の際に定めるところに従い夫または妻の氏を称する」。95%の夫婦は妻が旧姓を改めている。提言は希望すれば夫婦どちらも姓を変えずに結婚できる。法制審議会は1996年に導入を答申。自民党だけが反対している。伝統的な家族の在り方を尊重すべきだというもの。最高裁は選択的夫婦別姓を認めない現制度を合憲としているが経団連の提言により議論が激しくなるに違いない。寅が議論の輪に加わったらどんな発言をするだろうかと想像した。

◇妖怪が頭をもたげ世界中で徘徊しているかのようだ。妖怪は人間の平等とか人権の尊重という理念ではなく自国第一主義を叫んで支持を集めている。喜んでいるのはプーチン大統領だ。自国第一主義の勢力はウクライナ支援に消極的だからである。ロシアはここぞとばかりに自国の立場の有利を宣伝している。

「自国民を犠牲にしウクライナの民族主義者を支援する無能な政策の結果である」と。

 自分が再選すれば24時間でウクライナの戦争は終結させると豪語するトランプ前大統領も我が意を得たりと思っているに違いない。自国第一主義は移民の受入れや地球全体のことを考える環境政策にも消極的である。

 現在世界の一体化は加速し人間の尊重及び環境の問題は国境を超えて考えねばならない。そしてそれらを支えるものが平和である。世界の民主主義は危機にあり試練の場に立たされている。

 マクロン仏大統領は欧州議会選の歴史的敗北に直面し議会を電撃的に解散した。反極右を旗印にするマクロン氏である。極右の主張は人権否定を含む。フランス革命の核心は人権尊重の人権宣言である。その思想は日本国憲法にも流れ込んでいる。マクロン氏の決断に接しフランスの熱い歴史を感じた。

◇私は高齢ドライバーなので運転には細心の注意を払っている。昨日自宅近くで大きな事故があった。16歳の女子高生が死亡。一方のワゴン車の主は同じ町内の人。上武道路交差点近くである。

(読者に感謝)