人生意気に感ず「車産業の違法は衝撃的。天安門広場と私。中国は月の裏側に。水原氏の司法取引」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「車産業の違法は衝撃的。天安門広場と私。中国は月の裏側に。水原氏の司法取引」

◇日本の基幹産業「車」に激震が走っている。トヨタをはじめとする大手5社に認証不正が発覚。認証制度は大量生産される車の安全性確保が目的である。膨大な量を一台ずつ検査することは事実上不可能に近いからメーカーはサンプルについて試験を行い、そのデータを国に提出する。それで合格すれば指定を受けられ一台ずつの検査は不要に。メーカーは国に虚偽の申告をしたというのだ。例えばずっと以前のデータを使っていたとか。

 専門家の間には、多少のルール違反は安全性に問題がないというおごりがあると指摘する。金城鉄壁も蟻の一穴からという諺もある。車の品質は人の命と安全に繋がることを再認識すべきである。

◇天安門事件から35年が経った。それは1989年6月4日であった。1989を私は酷く薄情と頭に刻んできた。何度も足を運んだが広場は途方もなく広い。当時集まった民主化を求める民衆は百万を超えると報じられた。犠牲者につき中国政府は319人と報じる。桁が違うのではという声は多い。遺族の会「天安門の母」は真相解明と正確な犠牲者数の公表を求める声明を発表。

 私は昨年11月の天安門広場で肌で感じた異常な緊張を思い出す。昨年7月に反スパイ法が強化されていた。広場の入口でボディチェックを受け、内ポケットにあった3枚の原稿用紙を指摘されたのだ。スパイの嫌疑であった。末端の公安役員は職務に忠実である。同行していた私の事務局の黄さんの必死の説明で事無きを得たが原稿は没収されてしまった。人権を尊重する日本の民主主義を有り難く思った瞬間であった。

◇中国は月の裏側に世界で最初に到達し試料を採取し帰還の途についた。月面探査機は「嫦娥6号」。嫦娥は中国の伝説で月に住む仙女の名。日本にはかぐや姫の竹取物語がある。月までは40万キロ弱。この距離が増々小さくなり月が近くなった感がする。世界の軍事大国と異なり日本は国の基本から平和国家である。日本の宇宙技術はハヤブサに象徴されるように世界が注目する存在。この勢いを発展させるために教育がカギになる。学校で宇宙にもっと力を入れるべきだ。そして子ども達の夢と好奇心に火をつけるべきだ。私は鉄腕アトムと共に育った。

◇6月に強いという大谷の成果が気になる。元通訳水原一平氏の法廷の姿を見た。カリフォルニア大学卒業は詐称であることも判明。大谷への謝罪はなかった。司法取引による量刑が注目される。(読者に感謝)