人生意気に感ず「蓮舫登場と都知事選の行方。静岡県知事選の衝撃度。人手不足社会の運転手」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「蓮舫登場と都知事選の行方。静岡県知事選の衝撃度。人手不足社会の運転手」

◇都知事選が俄然面白くなった。立憲民主党の蓮舫氏が立候補を表明したからである。首都の有権者は約1千万人。日本全体が未曾有の政治不信である。自民党は目を覆う惨状で選挙に負け続けている。その決定打が静岡県知事選で野党系が自民系を破った。時の流れは恐ろしいばかり。その波に乗って白ずくめの蓮舫氏が颯爽と登場した。悲壮感を漂わせた千両役者に対するマスコミの反応は凄い。一夜にして知名度は小池氏と並ぶばかりとなった。小池都知事は先の都知事選で366万票を得た。カイロ大学卒という学歴詐称の問題を抱え3期目という曲がり角でもある。立候補者の多さも前代未聞だろう。雨後の竹の子のように次から次へと名乗りをあげている。広島県安芸高田市の石丸伸二市長もその一人である。古来戦いは時の運が重要な要素となるがこの点は絶妙なタイミングの蓮舫氏である。反自民、非小池知事を掲げて彼女は強調した。「自民党の延命に手を貸す小池都政をリセットして欲しい。その先頭に立つのが私の使命」と。時の運には女性の時代の加速という点も大きい。6月20日告示7月7日投開票である。天下大乱を象徴する戦いであるが足元ではそれと呼応するかのように首都直下型が秒読みだ。

◇静岡県知事選の結果は何を物語るか。自民派閥の裏金事件を受け今国会最大の焦点である政治資金規正法改正案が審議中であった。静岡県有権者の投票行動に影響を与えたに違いない。自民の改正案は政治資金の透明化につながらないと国民は捉えている。静岡県選挙の衝撃度は大きい。政治不信の嵐は増々大きくなっていることを示すものだ。都知事選にどう響くか目が離せない。

◇人口減・人手不足社会でほっとする動きが。19歳のバス運転手誕生及び女性タクシー乗務員の増加である。バスの運転に必要な大型2種免許は21歳以上かつ普通免許取得から3年以上が条件であった。それが道路交通方改正で緩和された。特殊教習を受けることで19歳以上かつ普通免許取得から1年以上に。かくして群馬バスではピカピカの19歳運転手が誕生することになった。人生経験が浅いことを乗り越えて順調に船出していくことを祈る。大切な人の命を預かることに強い緊張感を抱いているだろう。

 タクシー業界も運転手不足が深刻である。こういう状況でタクシー業界は積極的に女性乗務員を採用している。タクシー乗務員は女性に向いている職種といえる。勤務時間を工夫することで子育てとの両立も可能だろう。社会全体の後押しが必要である。(読者に感謝)