人生意気に感ず「高齢者を狙う新しい犯罪と外国人。銅線盗と少年の頃の思い出。ダルクの人と。大谷と一 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「高齢者を狙う新しい犯罪と外国人。銅線盗と少年の頃の思い出。ダルクの人と。大谷と一

◇日本社会はかつて治安の良さで世界から不思議がられた程だった。田舎ではちょっとした外出でカギをかけない習慣が現在でも珍しくない。最近、この治安の状況がじわじわと変化していることを感じる。高齢者の一人暮らしが増加している。地域社会で隣人との連携が薄れている。これは地域社会の高齢者の無防備を意味している。

 群馬を含む北関東で老人を狙った強盗が多発している。最近安中市の農村の一軒家の老人が被害にあった。手足を縛り片言の日本語で「カネ、カネ」と要求したという。国際化が進む社会である。日本の社会で生活に苦しむ人々は多い。外国人との健全な共生を進めねばならない。平穏な農村を狩りの場にしてはならない。何よりも地方で孤独に暮らす高齢者の安全を守らねばならない。日本の社会は治安の面でも新たな大きな節目を迎えている。かつて「向こう三軒両隣」という連携のかたちがあった。本格的な認知症社会の大波が迫る。治安も福祉も人間の尊重も皆連動している。消滅自治体の増加も。

◇銅線盗が著しく増えている。ターゲットは太陽光発電所。昨年の被害は約14億円という。クリーンエネルギーを進める時代、発電所の無防備状況、銅の高騰などが背景にある。カンボジア国籍の男が逮捕された。自宅からはカッターや目出し帽などが押収された。

 車で郊外を走ると至る所に大中小の規模の発電所に出合う。人目に付かない所に存在する無人の発電所は格好のターゲットに違いない。

貧しかった少年時代、鉄くずや銅線を売った経験がある。電線工事の場では銅線の切れ端が拾えた。銅の価格は鉄よりずっと高額で売れた。仲間の不良には神社の屋根の銅板をはがして売る者がいたし、電線を切断する本格的な犯罪もあった。昭和30年代の始めの貧しい時代の出来事である。

◇群馬ダルクの福島ショーンさんが新聞で紹介されている。私はダルクの役員で、福島さん等に地元芳賀中で体験を語ってもらったことがある。薬物依存症の害は深刻だ。脳の奥の影響は消えることがないという。ダルクの幹部の一人Hさんは、良い家庭で育ち家は事業をやっていたがこの人のために崩壊したという。薬物は社会の暗部と繋がっている。一時の快楽のために誘惑に負けると身を滅ぼすことになるとHさん等は訴えた。享楽が渦巻く社会から人々を守らねばならない。

◇大谷12号の快音は私の胸にも響く。元通訳一平氏は巨大な司法の網にからめ捕られその先には獄が待ち受ける。2人の日本人の天国と地獄。(読者に感謝)