人生意気に感ず「高齢一人暮らし迫る大災害。情報こそ命。日本の人口は3千万人に。消えゆく自治体。大 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「高齢一人暮らし迫る大災害。情報こそ命。日本の人口は3千万人に。消えゆく自治体。大

◇民生委員の知人が悲鳴をあげている。一人暮らしの高齢者が急増しているのだ。特に夫に先立たれた女性高齢者が多い。救急車の音は止むことがない。厚労省は高齢単身世帯が20%を超えたと発表。このような社会状況に追い打ちをかけるように自然災害が迫っている。高齢者を地域社会がどのように守るかは最大の課題である。

 南海トラフかと思わせる震度の大地震が頻発している。日本列島は地震の巣と言われる。この表現は聞き飽きた感があるがそれにしても最近の状況は異常である。高齢化がかつてなく加速していることを正しく受け止めなくてはならない。

◇情報こそ命。混沌とした不安な社会で高齢者を守るためにも適切な情報が求められ、それをいかに活かすかは焦眉の急である。

 異常気象が常態化している中自然を判断することが難しくなっている。泣いている自然を科学的に冷静に分析しなければならない。各地で頻発する土砂災害に備えるために都道府県に警戒区域が定められているが多くの土砂災害はこの区域外で起きていると言われる。余りの異常に自然が読みづらくなっている。地域住民は逃げられない高齢者を前提に自衛の策を考えねばならない。警戒区域内でいざという時の安全場所を考えておくことが必要である。地域のことは地域の住民が一番良く知っている。昭和22年、私の小学校1年の時のキャサリン台風を思い出す。土砂災害で大きな被害が生じた。災害は忘れた時に来る。しかも必ず。あのキャサリンが未曾有の高齢社会で起きたらと思うとぞっとする。

◇京都大学の森教授は100年後の日本では人口が5千万人から3千万人ぐらいまで減り多くの都市が消滅すると推計し、行政も国民も危機感がないと警鐘を鳴らす。人口戦略会議は24日、消滅可能性がある市町村の一覧を公表した。合せて本県市町村の変化の状況も発表された。県内で減少率が最も低かったのは吉岡町。県内唯一の自立維持可能性ある自治体である。日本が限りなく縮んでいく。

◇暗いニュースの中、大谷の雄姿に救われる。2試合連続のホームランとなる6号を放った。メディアは衝撃の打球と報じた。映像解析が導入されて以降最速の191キロというから驚きである。チーム内も「まるで巡航ミサイルのような弾道」、あるいは「電撃の一打」と賛辞を贈った。口を開けて驚く観客の顔を見て嬉しくなった。大谷は6月が調子がいいというからエンジンがかかり始めたのであろう。(読者に感謝)