人生意気に感ず「首相演説は続く。もしも米国の支援がなかったら。もしも米国の存在がなかったら」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「首相演説は続く。もしも米国の支援がなかったら。もしも米国の存在がなかったら」

◇首相演説の続きである。日米両首脳は政治的危機を背景にしている。首相の支持率は最低である。バイデン大統領は目前の選挙でトランプ氏によって足下を脅かされている。岸田首相を国賓待遇で迎える背景には強かな戦略思考も窺えるのだ。わが首相については間もなく世論調査があるだろう。どの程度支持率に変化があるが見物である。

 世間では「もしトラ」が流行っている。もしトランプが再選されたらどうなるかということだ。首相の米議会演説には、トランプとは直接関係ないか「もしも」が繰り返される場面があり面白い。それは米国のリーダーシップの必要性を訴える下りである。「もしも米国の支援がなかったら、モスクワからの猛襲を受けたウクライナの希望はどれほど前についえ去ってしまったことでしょう」、「もしも米国の存在がなかったら、インド太平洋地裁はどれほど前に、より厳しい現実にさいなまれていたことでしょう」と。

 首相が、日本と米国は自由と民主主義という名の宇宙船の仲間と述べたことを記したが実際の宇宙での協力は嬉しい朗報だ。アメリカで進む宇宙計画、アルテミス計画に関して語った。「本日は2名の宇宙飛行士が来ています。星出さん、タニさんご起立いただけますか」首相は二人の宇宙活動を紹介した。星出彰彦氏は国際宇宙ステーションの船長を五ヶ月間務められた。そしてダニエル・タニさんは船外活動を6回経験した日系米国人の元宇宙飛行士。お二人は宇宙に於ける日米協力の象徴的存在です」

 人類は本格的に宇宙時代に入った。人類の未来、人類の夢に日米両国が力を合わせることは人類をリードする日米協力の象徴的姿であるべきだ。首相の議会演説に対し議員のスタンディングオベーションが何度も起きた。

 もし裏金問題の政治不信がなかったら岸田首相の米議会演説を私たちもスタンディングオベーションの心で受け止められたに違いない。残念でならない。

◇アメリカでは大谷選手の元通訳問題に大きな関心が集まっている。米国民には日本が不思議な存在として映っているに違いない。水原元通訳は大谷選手の口座から24億超の金を盗んだとされる。賭博借金の穴埋めといわれる。天文学的な額である。元通訳は司法当局に拘束された。どのような罰を受けるのか。奪われた金は戻るのか。前代未聞の事件に全世界の注目が集まっている。本塁打の進撃を望む。(読者に感謝)