人生意気に感ず「長江6,300キロのチベット女性ツムさんと竹内監督がロイヤルホテルに。中国の正体 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「長江6,300キロのチベット女性ツムさんと竹内監督がロイヤルホテルに。中国の正体

◇4月である。時の流れの速さは驚くばかり。多くの行事が続くが先ずは10日のチベットとの遭遇。ロイヤルホテルで午後4時半から上映会が行われる。竹内亮監督とチベット人女性ツムさんが会場に訪れる。

 最後の秘境と言われるチベットは謎に包まれ興味は尽きない。チベット高原の一滴から始まる6,300キロの大河長江である。ツムさんは日本に学んでチベットで民宿を営もうとしている。現在日本に来て目も眩む思いでいる。かつて東洋の神秘としてマルコポーロにより紹介された日本には神秘の面影はない。映画の題名は「再会長江」。

 竹内監督は2021年NEWS WEEKの「世界が尊敬する日本人100」に選出された。中国No.1のインフルエンサーと言われる。竹内氏は10年前NHKの番組で長江を撮った時、一つの後悔があった。それはチベット高原にある長江源流の最初の一滴を撮れなかったことだ。最初の一滴は私たちの胸にチベットの神秘を伝えるものになるに違いない。

 私たちが見る激動の中国は西欧化された表面的な中国である。本物の中国は奥地にある。私は数年前貴州省を訪れてその感を強めた。チベットこそ本物中国の極致に違いない。竹内さんは長江沿いの民の一人となり2年をかけて長江6,300キロを走破した。沿岸人々との出会い、悠久の大河と共に変化する現代の中国、そこには中国激動の驚異の正体がある。私の心は既に大河を遡ってチベット高原に迫っている。真の日中の平和を築くためには中国の正体を見なければならない。いつの日かツムさんが営むチベットの民宿に泊まりたいものだ。「再会長江」は第12回中国ドキュメンタリー・アカデミー賞にノミネートされ中国全土で旋風を巻き起こした。ナレーションは中国好きで知られるタレントの小島瑠璃子氏が担当する。当日鑑賞した人々と共に中国への絆と理解が深まることを期待している。

◇1日の地方紙は健大一色。それだけインパクトのある勝利だった。苦難の歴史を支えたのは団結力でその中心に和があったと聞いて胸を熱くした。部訓の「不如人和」を監督と選手が血・肉として戦った結果だった。学校側から10年で甲子園に行けなければ野球はやめると伝えられたという。その期限最後に甲子園出場を果たした。この部訓は為せば成るを示した。健大が達成した金字塔は健大に限らず郷土の人々に勇気と希望を与えた。夏の甲子園での健闘を期待したい。和はサムライの精神に通ずるもの。(読者に感謝)