人生意気に感ず「健大勝利の意味。キックバックに離党勧告。二階の妖怪ぶり。小林製薬は底なし沼」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「健大勝利の意味。キックバックに離党勧告。二階の妖怪ぶり。小林製薬は底なし沼」

◇高崎健大が強豪報徳を下して初優勝を遂げた。コロナのトンネルを抜けたことを象徴するようなスタンドの光景。いつものことであるがスタンドと選手、そして地元が一体となった状況は高校野球の特色である。一回報徳学園が2点を先取したが、その裏ですぐに2点を奪い返し更に1点を追加して逆転した。手に汗握る攻防が続く。両チームとも磨き抜かれた技と体力は拮抗して大差はない筈だ。勝敗を決する要素で大きいのは精神力であろう。野球はチームプレーの競技であるから故人の力の発揮と団体への協力の在り方がカギとなる。個人は最大限自己主張しなければならないが、我の衝突は避けねばチーム力は生み出せない。優勝を成し遂げるチームはこの調和に最大限苦しんだに違いない。健大の主将が精神的な問題でも苦労したことを語っていたが頷ける点である。

 高校野球は、止めどなく弱化していくように思える若者の世界で特異な存在なのか。私学故に実現できることは教育の世界にそしてスポーツの世界に課題を突きつけていると思える。

◇政界のドロドロは高校野球と対照的である。政治不信は極限に迫り国会は機能不全に陥っている。怒れる世論に押されて自民党は安倍派二階派の計40人を近く処分する。安倍派により重い責任を課す方針だ。処分は8段階で2番目に重い離党勧告が言われている。不思議なのは二階元幹事長の処分なしである。先だって行われた次期衆院選不出馬宣言が功を奏したようだ。最も妖怪ぶりを発揮していることを見れば世論が納得するとは思えない。

◇小林製薬が及ぼす健康被害は底なし沼のように不気味に広がっている。そこに引き込まれる人はジワリジワリと増えている。死者は遂に5人となり入院患者は144人に。関連施設に対する捜索が行われている。波紋は台湾にまで広がっている。商取引は国際化が進んでいるから更に発展するのではないか。災いは手を携えてやってくるというが次々に大波が押し寄せる。それに対応すべき存在は政治である筈。まともな政治家はいないのか。この状況で首都直下、富士山爆発、南海トラフ等が襲ったら日本社会は壊滅の渕に立たされるだろう。

◇昨日の暑さは異常だった。前橋は27.4度。正に夏である。冬から夏へとジェットコースターの状況だ。これも天変地異の一環に違いない。海に飛び込む人の姿があった。私は夜半ズボンで走った。体温調整ができない病人や高齢者にとって過酷な状況はどこまで続くのであろうか。(読者に感謝)