人生意気に感ず「女性市長の講演に満堂は沸いた。自民の解党的危機は迫る。 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「女性市長の講演に満堂は沸いた。自民の解党的危機は迫る。

◇「中村先生が何かしゃべれというので実現しました」。こう言って始まった女性市長の話は満堂の人々を終始引きつけた。

 私は冒頭の挨拶で述べた。前橋の歴史、下村善太郎翁以来130年間で女性市長は初めて。前橋が時代の波に乗って大きく進化することを期待する、と。反対陣営にいた私には初耳のこともあった。彼女の出馬には皆反対したという。市政引き継ぎで山本前市長が立ち会ったツーショットも紹介された。激しい戦いの後のことで立ち会いの無い例もあるという。憎悪の情が残るのは分かる。隣りの席で誰かが呟いた。「龍ちゃんは懐が深い」。敗戦が決まった直後の姿を思い出す。「私の責任」という表現は決まり文句であるが「敗軍の将兵を語らず」という潔さが素直に現れていたのだ。前政権を基本的に継承して自分のカラーを出していくという強かさが窺えた。

 質疑の時、ふるさと塾の某氏が知事との連携につき発言した。私も注目していたことである。「全面的に協力する。小川さんの特色を出して欲しい」知事の発言を紹介しながら答えていた。県と前橋市の協力は非常に重要である。きっとうまく行くに違いない。山本知事も女性市長誕生の歴史的意味を十二分に理解しているに違いないからだ。

 群馬県日中友好協会の立春パーティ、大勢での中国大使館訪問などスケジュールが続いたが山を越した感である。これから楫取素彦の総会に取り組む。御礼の挨拶の中でふるさと塾に顔を出して欲しいと言ったらにっこりと頷いていた。

◇小川市長の講演はミライズクラブの行事として行われた。講演後、階を移して食事をしながら次回の計画等を話し合った。市長の議会に於ける所信表明、議員の質問等を踏まえて市長の今後の動きを検討しようという意見が出た。市長への政策提言も検討されるかも。

◇小川市長の話を聞きながら自民党国政の危機を思った。トリプル補選告示まで一ヶ月を切った。東京15区、島根1区、長崎3区である。この中、東京と長崎で自民は独自候補を立てられず、不戦敗の方向だ。残るは細田前衆院議長の死に伴う島根1区。元財務官僚は背水の陣である。自民党が伝統的に強固なところであるが予断を許さない。前橋の市長選は他でも地殻変動が容易に起こり得ることを物語る。

◇春場所は荒れる。横綱が土俵から消えた。大関霧島が連敗。思わず声援を送るのは熱海富士、大の里、翔猿、宇良等、一瞬の勝負に全てをかけている。(読者に感謝)