人生意気に感ず「トランプ再選で世界はどう変わるか。またトランプの弱点は。高校で憲法を語る。その工 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「トランプ再選で世界はどう変わるか。またトランプの弱点は。高校で憲法を語る。その工

◇トランプ氏の圧勝で世界が大きく変わろうとしている。11月の大統領本選でトランプ氏が勝てばのことであるが世界がどう変化するのか予想しておかねばならない。日本も私たちも世界劇場にどっぷり浸かっているからだ。

 トランプ氏は超大国としての真の威信よりも目先の国益を優先させアメリカナンバーワンを絶叫している。ロシアのウクライナ侵攻につき「好きにやればいいと勧めている」と発言した。プーチンが実力で奪った領域を認めることになるだろう。トランプ氏を支持する米国民は海を隔てた遠い国のことと思っているが、ウクライナと地続きの西欧諸国は、次は自分の国が脅かされると必死になっている。

 トランプ氏が直ぐにも着手すると見られているのが移民政策だ。国境を閉鎖すると宣言している。前政権の時メキシコ国境に実際障壁を造りだして世界を驚かせた。

「スーパー・チューズディ」を終えてトランプ氏の弱点も浮き彫りになった。ヘイリー氏は敗北したものの各地でかなりの得票を得ていることがそれを物語る。そして4つの刑事裁判の行方である。有力メディアの世論調査は面白い質問をしている。「もしトランプ氏が有罪になったら」という質問だ。バイデン氏45%に対しトランプ氏は43%だった。トランプ有罪の事実はヘイリー氏支持者をバイデン支持に向わせるに違いない。とにかく熱狂の渦中にいる多くの米国民は冷静さを失っているだろう。かつてナチスのヒトラーに熱狂したドイツ国民の姿を重ねてしまう。

◇来週木曜日、ある高校で「主権者教育」というテーマの講演を依頼された。憲法の話を易しくと言われている。幾つもの映像を用意した。国会議事堂、昭和天皇、平成天皇、群馬県の4人の元総理大臣等々だ。議事堂では国会が衆参両院から成ること、国会は国権の最高機関で唯一の立法機関であること、総理大臣は国会議員の中から国会の議決で指名されること等だ。4人の映像を示し「これは誰ですか」と生徒に答えさせるつもり。天皇のところでは「象徴」の意味を説明する。クイズ形式の質問映像も準備した。『第14条すべて   は法の下に   である』という風に。パイプ姿のマッカーサーの写真は憲法が占領下アメリカの強い影響下でつくられたことを説明するためである。自衛隊の姿は憲法9条を話題にするため。憲法など恐らく深く考えないと思われる若者がどんな反応を示すか楽しみだ。私にとって一つの挑戦でもある。その結果は後日このブログで報告しようと思う。レジュメを予め高校に送るつもり。(読者に感謝)