人生意気に感ず「中国大使館の歓迎ぶり。チベットの女性が4月前橋に。プーチンへの怒りは増す」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「中国大使館の歓迎ぶり。チベットの女性が4月前橋に。プーチンへの怒りは増す」

◇中国大使館の出来事を改めて記す。大型バスは快晴の高速道路を疾走。大使館は初めてという人が大半である。女性事務局員の黄さんの元気な声が響く。一人一人が自己紹介した。群大の5人の学生は中国へ向うような好奇心を示していた。物々しい警備の正門が開けられ大型バスは館内に深く進んだ。職員の人々の姿が見える。私が近づくと呉大使夫妻が現れ、大使は私と握手しながら言った。「福田先生がお待ちです」。大使館あげての歓迎ムードが漂っていた。冒頭の挨拶で大使は発言した。「中日国家間も岸田首相が習主席と会って以来改善しています」。強権力の国の特徴はトップの動きが直ぐに変化として現れる点である。

 私は挨拶で発言した。「中国は一衣帯水と言われますが、地理的関係だけでなく2千年の歴史を基礎に戦略的互恵を発展させねばなりません」。私に次いで小野恭子さんが予定に従って先の北京の交流会の感想を語った。この女性は妻の教え子である。

 食事会を大使夫妻と私たち数人は別室で行ったが、そこで大使から大切な興味ある発言があった。大使の話の進みに合せタイミングよく大型スクリーンがセットされた。映し出されたのは日本人監督によるドキュメンタリー「長江との再会」の要点であった。長江はチベット高原に源流を発する世界の大河。小さな流れが大きくなり断崖を刻みやがてとうとうたる流れになる光景が描かれる。主人公は美しいチベット女性のツーム。子羊を抱く少女は成長し大都会に出、やがてチベットに帰る。ツームは先進国日本に学んで民宿を発展させたいという構想を抱く。このツームが四月前橋に来ることになった。ドキュメンタリーも上映される。民宿の関係者にも参加してもらう。天空の秘境チベットを想像すると胸が躍る。私はこの企画を実りあるものにしようと訴えた。

 その他幾つか話合われた課題があったが身近なものとしてスキー場建設に関する相談があった。中国は現在スキーブームだとか。吉林省の民間計画を大使館がサポートするという。私の仲間でスキー場経営者もいるのでノウハウの提供は難しいことではないと話した。

◇プーチンの核の脅威にはらわたが煮え立つ思いだ。盗人猛々しい状況を国際社会は許してはならない。スウェーデンのNATO加盟が成立したことは一つの救いである。日本の使命は極めて重要。平和憲法は信頼の保証人。成し得ることを最大限尽くさねば。日本人一人一人が試練の時を迎えている。(読者に感謝)