人生意気に感ず「モンスター選挙年の意味。もう一人のバイデンか。もしプーチンが勝てば」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「モンスター選挙年の意味。もう一人のバイデンか。もしプーチンが勝てば」

◇24日のふるさと塾は、予想以上に盛会だった。いつも二つの教室の境を取っ払って一つにして使う。約50人が参加した。テーマは「モンスター選挙年」。モンスターの表向きの意味は世界人口の半分が投票できるという巨大さであるが、それだけではない。不気味な怪物が潜んでいること、そしてそれが私たちの運命にも関わりを持つことを訴えたかった。私はホワイトボード一面に世界地図を描いた。アメリカ、ロシア、ウクライナ等を描き、こことここにモンスターがいますと言うと笑いが起きた。

 人々の関心はモンスター選挙の結果がロシアとウクライナの戦争にどう影響するかに集中していた。冒頭私は発言した。「奇しくも今日は2年前、ロシアのウクライナ侵略が開始された日です」。モンスター選挙をテーマにしたふるさと塾は誠にタイムリーであった。

 マスコミでは自由主義陣営の支援疲れがしきりに伝えられていた。その行方は独裁者プーチンの動向にかかっている。そしてプーチンの戦争政策のいかんは目前の大統領戦の結果と結び付いている。プーチンは選挙に都合の悪い候補者は権力で抑え込み毒殺にも及んだらしい。正にモンスターなのだ。プー心と並ぶもう一人のモンスターはトランプ前大統領である。トランプは共和党の指名争いで現在独走を続けている。11月の米大統領選はトランプとバイデンの争いになりそうだ。77歳と81歳の老老対決である。前日、ジョンフォード監督の荒野の決闘を観たばかりだ。現代版荒野の決闘に全世界がかたずを呑んでいる。

 仮にトランプが勝てばプーチンの思うつぼになるかも知れない。「その時西側陣営はどうするのですか」塾生から突然質問があった。「西側自由陣営は次は自分がやられると必死です。ロシアと地続きなのです。今まで以上に防衛力増強に力を入れようとしています」。モンスターと妥協することはこれを増長させると訴えたかった。

 プーチンのモンスターぶりを示す証拠として、勇気ある反権力の闘士ナワリヌイ氏を取り上げた。今回北極圏の過酷な刑務所で死んだ。ゼレンスキー大統領はプーチン政権に殺されたと叫んでいる。ナワリヌイ氏は以前国外で毒殺未遂にあっている。ドイツの医療技術で救出されたのだ。ロシアに帰れば命が危ういことは分かっていたが敢えて帰国して反プーチンを叫んだ。ロシアはその勇気を恐れた。ロシアの選挙は3月17日、アメリカは11月5日。全世界が固唾を呑む瞬間である。モンスターが野に放たれるのを許してはならない。(読者に感謝)