人生意気に感ず「盛山文科相はスーパー大臣か。内閣維持率21%の衝撃。支援疲れは真実か」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「盛山文科相はスーパー大臣か。内閣維持率21%の衝撃。支援疲れは真実か」

◇いかにもほっとしたように深々と頭を下げた。衆院で不信任案が否決された瞬間の盛山文科相の表情である。それまでの苦汁に満ちた目つきと別人のように対照的に見えた。

 盛山氏のことを「スーパー大臣」と呼ぶそうだ。異例のはやさで苦境を脱した姿を皮肉を込めて表現しているのだろう。自民、公明、維新の反対で否決された。22日に東京地裁で教団の解散命令の審問が始まる。その前の否決を狙っての異例の動きであった。

◇このような緊迫した状況下、盛山事務所には教団系の機関誌が毎月発送されていたことが大きく報じられた。盛山氏は「既に関係を絶っている」と強調していた。本気度が疑われても仕方が無い。

 盛山氏に対する世論は厳しい。世論調査では盛山氏の辞任を求める声は66%に上がった。そして岸田内閣の支持率は21%に下がった。それでも内閣が持ちこたえていられるのは野党に力がないからに違いない。現在の混沌とした国内外の情勢下で野党に政権を任せれば大変なことになると思う。しかし現在の与党で乗り切れるかも極めて深刻な問題なのだ。

◇「ふるさと塾」が今度の土曜日に迫った。中心のテーマは「世界の選挙イヤー・モンスター選挙年」である。世界中で選挙が行われる。世界人口の半分が投票に参加できる。正にモンスターなのだ。その中で特に注目されるのがアメリカとロシアである。トランプ氏が再選されたらどうなるのか。日本にとって決して他人事ではない。

 大統領を意識してウクライナに対するロシアの攻撃が激化している。この状況でプーチン氏の当選確実が叫ばれトランプ氏再選の可能性も否定できないとされる。トランプ氏はウクライナ戦でもプーチンの侵攻を肯定する動きをとると見られる。「支援疲れ」が懸念されている中、ウクライナ敗北の結果は、世界及び日本にとって深刻な事態を生む。塾ではこの点にも踏込むつもりだ。専門家はウクライナ敗北の結果を客観的な数字をあげて鋭く指摘する。次のような点である。ロシア軍が1千キロにもわたり迫る欧州はそれに備えるため天文学的な軍備の増強を要することになる。例えば1機100億円もする最新鋭の戦闘機を数百機増やさねばならない。

 専門家たちの結論はウクライナの支援を継続してロシアを負かすことが経済的にも格段に安く付くというのだ。政敵を次々に毒殺する国の選挙は民主主義の形をした世界に対する詐欺行為に他ならない。その行方を見届けたい。(読者に感謝)