人生意気に感ず「今年はモンスター選挙年。プーチンとトランプ。真のアメリカ第一とは」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「今年はモンスター選挙年。プーチンとトランプ。真のアメリカ第一とは」

◇市長選の中で世界の選挙に思いを馳せた。選挙はその国の歴史や制度を色濃く反映する。日本では祈願祭で必勝を神に祈り出陣式で拳を天に突き上げる。戦国時代を想起させる。選挙戦と言い表すように一種の戦いなのだ。

 今年はモンスター選挙年と呼ばれる。世界中で行われる大きな選挙の動きは怪物に例えられるのだ。世界の選挙はアメリカ、ロシア、インド、インドネシア、欧州議会等で行われる。モンスターと言えばトランプ、プーチン両氏の特異なキャラクターを思う。2人はいろいろな意味で対照的である。およそ選挙の名に値しない仕組みから現れたロシアの独裁者によって世界はどのような影響を受けていくのか。

 もう一方のモンスタートランプ氏は民主主義の本場で大統領選に向け予備選連勝の勢い。議会襲撃を煽り、幾つもの事件に於ける刑事被告人の身で、女性への性加害で「天文学的」賠償金を裁判所から命じられた。それにもかかわらず支持率は衰えない。正にモンスターと言うべきか。麻生副総裁がトランプ氏への接触を試みたといわれる。この人の言動はその風貌と共に少し妖怪っぽいがトランプ氏の前ではその存在感はゼロに等しい。もし大統領に再選された場合、世界は大変なことになるだろう。

 地球環境よりもアメリカを優先させるからパリ条約からの撤退は確実、また世界の安全保障に関してはNATOからの離脱とウクライナへの支援の減少へと動きイスラエル・ハマスの戦いに関してはイスラエル支援の強化などが確実視されている。

 トランプ氏は再びアメリカ・ナンバーワンを取り戻すと強調している。しかし真のアメリカ・ナンバーナンバーワンは偏狭なナショナリズムではない。世界の平和と安定を支え、民主主義のリーダーとして尊敬される国であるべきだ。若い頃アメリカの開拓の歴史に感動し、西部劇に象徴されるアメリカの文化を愛する者としてアメリカが分断と対立を深め萎んでいく姿は見たくない。

 世界では各地で極右の政治体制が台頭しようとしている。それは民主主義のふりをした権威主義である。一見大衆に受けるから恐い。これこそモンスターである。日本は眉に唾を塗らねばならない。

◇先日、長女を元総理に紹介した。立春パーティの見送りの時である。何か話している風だった。後で聞いたら「お父さんのお陰で良い会になりました」と言ったという。長女は福田さんと話すのを願っていたので実現できたことを喜んでいた。(読者に感謝)