人生意気に感ず「祈願祭と出陣式の光景。映画“十戒”を語る。奴隷の女に『私の母でないと神に誓えるか | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「祈願祭と出陣式の光景。映画“十戒”を語る。奴隷の女に『私の母でないと神に誓えるか

◇28日山本陣営の祈願祭と出陣式が行われた。朝8時というのに多くの人が参加し総決起大会の感である。必勝祈願祭は通常神社で行われるが我が陣営は広い選挙事務所の大広間なので多くの人が参加できたのだ。出陣式で多くの議員等が挨拶したが中には「天気晴朗なれど波高し」を口にする議員がいた。我が陣営の興廃はこの一戦にありと言わんとすることが胸に伝わる。知事は相手候補が一歩リードしていると言って危機を訴え引き締めた。選対事務長はさすがで「至誠にして動かざるは未だ有らざるなり」を持ち出し、これは明治維新に大きな影響を与えた吉田松陰の言葉です。この至誠をもって前橋市民に訴えていきましょうと呼びかけた。事務長は私の年来の同志である。私は楫取素彦顕彰会の会長であるがこの言葉は松陰が江戸に引かれていく前夜楫取素彦に送ったもの。私の胸の内を代弁してくれたようで嬉しかった。私は選対副事務長として、いよいよ戦の火蓋は切られた心をあわせて戦い抜こうと短く訴えた。

 選挙になると顔を合せる人が多くいる。選挙戦は出会いの場なのだ。一週間各地を飛び回ると意外な人に出会うことも多いに違いない。

◇27日のふるさと未来塾はいつもと違った展開であった。セシル・B・デミル監督の「十戒」を題材にした。空前絶後と言われる壮大なスペクトルの、私が感動した場面を紹介した。ファラオは新しく生まれた奴隷の男の子を殺せと命じた。ある母親は篭にいれナイル川に流した。王女に拾われた子は数奇な運命を辿る。王子として成長したモーゼはある時巨岩に潰されるところの奴隷の女を助ける。この老女はモーゼの実母であった。モーゼの過去があばかれる時がきた。育ての親の王妃は奴隷の家を訪ね、真実を隠せ、この家を立ち去れと迫る。そこへモーゼが現れる。「岩にひかれそうになった女だな」「はい、そうでございます」。「私の母か」。「違います。私の子なら奴隷のはず」。「神に誓って母でないと言えるか」。「おぉモーゼ、おぉモーゼ、私には言えません」。目が我が子であることを語っていた。かくしてモーゼは王子から奴隷の身に陥ち毎日ムチで打たれ泥をこね煉瓦造りに打ち込んだ。やがてモーゼは神のお告げに従い奴隷たちを率いてエジプトを脱出する。旧約聖書にある「出エジプト」の場面である。紅海が割れ道が現れる光景は圧巻である。塾が最後にかかる頃、市長が現れた。「明日は告示です。政治に信頼を回復し新しい扉を開かねば」と市長を紹介した。(読者に感謝)