人生意気に感ず「トランプ氏の独走と民主主義。豪雪に耐える孤立の人々。市長選の行方」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「トランプ氏の独走と民主主義。豪雪に耐える孤立の人々。市長選の行方」

◇「11月の米大統領選はアメリカの歴史と現代の複雑な状況を反映して興味の尽きない世界劇場である。それは共和党の指名争いを巡り既に始まっている。トランプという特異なキャラクターの言動に大衆が振り回され沸き立っている。アメリカ大統領は世界の指導者の役割を担う。大罪の嫌疑で告発されている人物が選挙で独走している光景は何を物語るのか。民主主義とは何かを世界に突きつけている。共和党の発足は1854年、この年日米和親条約が調印された。リンカーン、T・ルーズベルト、アイゼンハウワーなどを輩出している。アメリカ国民は歴史への誇りを忘れているのか。アメリカを再び偉大にすると絶叫するが問題は偉大の中味である。トランプが大統領になれば自国本位の大波が世界を襲うだろう。ヘイリー元国連大使は敗れたが善戦し、戦いを継続すると主張。今後の複数の大勝負が注目される。77歳、トランプのエネルギーには驚く。

◇記録的な大雪が被災地を襲っている。ビニールハウスを離れようとしない人々の姿が大きく報じられている。長年過ごした地域への愛着がいかに大きいかが痛い程伝わる。まだ多く存在する孤立状態は人々の地域への愛着と複雑に結び付いて苦しめているに違いない。発災から時を経るにつれ孤立の中味と深刻さが伝わってくる。

 問題なのは外国人、障害者、持病を抱えた高齢者など。日本で長年住むある外国人は緊急情報を伝える日本語がツナミしか分からないと語る。情報を理解することの重要さが分かる。日本人との親密な人間関係を普段から設けることが必要である。

 施設で暮らす知的障害者も深刻な問題を抱える。一般の避難所で一緒に過ごすのは困難なのだ。自分の気持ちを伝えるのが難しい人々には人権の観点からも格別の配慮と工夫が求められる。能登の被災地ではこのような人々のために施設避難所が設けられた。一歩前進であるが異常時の効果的な運用が問われることになるだろう。

◇前橋市長選の告示が4日後に迫った。実質的に二人の対決である。通常なら現職は安泰だが、今回は大変な逆風の中悲壮感を強めてきた。私は選対副事務長の立場でぎりぎりの努力をしている。長いこと草の根の運動をやったので各地に個人対個人の絆が残っている。7期約30年激戦の県都で上位当選を果たしてきた過去を振り返る。手応えを感じるこの頃だ。山本龍氏が東日本大震災の時草津の温泉を被災地に運んだ行動力と公共心を評価する。(読者に感謝)