人生意気に感ず「トランプ氏躍進の意味。米の民主主義とは。能登は232人に。近づく集いに福田康夫さ | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「トランプ氏躍進の意味。米の民主主義とは。能登は232人に。近づく集いに福田康夫さ

◇トランプ氏が共和党の大統領候補者選びの初戦で大勝した。アイオワ州の党員集会で51%の得票で2位に大差をつけた。大統領選は今年の11月で、その結果は日本に直ちに大きな影響を及ぼす。日本だけではない。現在の混沌とした国際情勢に於いて世界の平和と安定に大きな影響を及ぼす。

 2021年の連邦議会襲撃への扇動などで起訴されたトランプの躍進は何を意味するのか。刑事被告人が指名争いでトップを独走するのは私たちからみて異様である。トランプ氏は共和党の討論会全てに欠席している。問題が山積している状況である。討論は民主主義の根幹を成す。民主主義の元祖と言えなくなるだろう。中国、ロシア、北朝鮮などに対し自由や人権を説く力を失うことになる。仮に11月トランプ氏が再選されれば世界にとって憂慮すべき事態となる。世界はグローバル化しているから地球環境、紛争、移民難民問題など相互に結び付いている。アメリカだけの繁栄は有り得ない。ゼレンスキー大統領が国際会議でウクライナへの支援継続を訴えた。トランプ氏が再選されればウクライナへの支援は大きく後退するだろう。プーチン氏の思う壺である。アメリカの病理が頭をもたげようとしている。世界の同盟国の信頼を失い、独善の大国と化すのか。民衆は目先の利益に動かされる。衆愚政治というべきだ。自国第一主義の偏狭なナショナリズムが世界に広まれば世界戦争の危機は加速する。国際政治の危機を分析する米調査会社は米国の民主主義は機能不全に陥ったと指摘。バイデン大統領は11月の選挙を「民主主義と自由を懸けた投票になる」と述べた。アメリカの民主主義、ひいては世界の民主主義の真価が問われるのは明らか。

◇17日、石川県の死者は遂に232人に達した。孤立した人々は依然として多く、酷寒の中非情に雪が舞う。能登の唯一の総合病院は水や電気の不足で機能不全の状況で悲鳴をあげている。野戦病院を想像する。高齢者など弱者が窮地に立たされている。受験期を控えた生徒たちは集団による二次避難への決断を迫られている。子どもたちが地震ごっこすることが報じられ、私はほっとしたものを感じた。

◇31日、群馬県日中友好協会立春パーティが近づいた。福田康夫元総理が出席されることに多くの人が勇気付けられている。内憂外患の時、大切な会議になるに違いない。私は会長として日中友好における民間交流の意義を語るつもりだ。福田さんは群馬日中友好協会の最高顧問である。(読者に感謝)