人生意気に感ず「柏崎原発のずさんさは酷い。夢のエネルギー核融合の一歩。日本の地下で何が。AIの危 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「柏崎原発のずさんさは酷い。夢のエネルギー核融合の一歩。日本の地下で何が。AIの危

◇柏崎原発のずさんさは酷いものだ。目と鼻の先に北朝鮮がある。近くの海岸では多くの拉致があった。プロのテロリストがこの原発に侵入しようとすれば容易なことと思えた。私は何度も訪れてそう感じた。この原発は東電のものである。東日本大震災の原発事故を忘れているに違いない。スマホの持ち込みとか、ひどい人的不祥事が重なった。東電は軽微なことと見ているようだ。金城鉄壁も蟻の一穴からという諺を知らぬと見える。この度運転禁止命令が解除されるというが大丈夫なのか。安全神話にあぐらをかいていると思えてならない。

◇夢のエネルギー、地上の太陽と言われる核融合発電が実現に向けて一歩を踏み出す。約50の企業が連携し協力する新組織が間もなくスタートする。核融合はCO2を出さず少ない燃料で膨大なエネルギーを生む。将来的にエネルギーの重要な選択肢になるのは確実。内閣府が参加企業・団体を募集したのだ。原発の将来が暗いだけに新年に向けての朗報である。

 先日ふるさと塾で核分裂を話した時少し触れた。核融合は分裂でなく融合である。融合時に莫大なアネルギーを出す。1グラムの燃料から石油8トン分のエネルギーである。太陽も核融合で熱を生み出すから地上の太陽と呼ばれる。国民一般の関心は薄いがこの際注目すべきであり学校教育でも触れるべきだ。

◇累卵の危機の上で今年が終わる。不安と希望が交差するが不安が大きい。列島そのものが頻繁に起きる地震に怯えて震えているかのようだ。富士山、浅間山の地下で何が起ころうとしているのか。少子高齢化は止まらない。列島を船に例えれば、船頭は無きに等しい。政治不信は行き着くところまで進んだ感がする。間もなく除夜の鐘が響くがそれは悲しい運命を暗示するかのようだ。私たちに必要なことは歴史を振り返って最悪の事態から学ぶことである。原爆投下と敗戦が遠景になっていく。沈みゆく日本を救うのは私たち一人一人の自覚と覚悟だ。除夜の鐘の無常観を振り払わねばならない。

◇新年はどんな年に、そして何を求めるべきか。私は人間性の回復と確保をあげたい。機械が異常に発展し人間の領域が侵されようとしている。人口知能(AI)が突然のように現れ、人間より賢くなろうとしている。人間は横着だから易きに流れ人間性が失われていく恐れがある。技術は人間のためのものだから、本末転倒ではないか。社会がこぞって心の主体性尊重に取り組むべきだ。伝統文化を守らねば。そのために教育と政治の役割は重大。(読者に感謝)