人生意気に感ず「“頭悪いね”と言う頭が悪い議員。岸田派にも及ぶのか。首相退陣論の行方」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「“頭悪いね”と言う頭が悪い議員。岸田派にも及ぶのか。首相退陣論の行方」

◇国会の動きは奇怪である。松野官房長官辞任の声が高まっていた。それが、不信任案が提出され否決され官房長官は継続となった。国民世論と国会の動きには大きな食い違いが感じられる。国民の国政への不信と怒りは高まっている。昨日、党費をこつこつ集めている党役員に会った。党員に「厳しく叱られ、党費は払わない」と言われたという。

 キックバックを受けた安倍派議員の名が続々とあがる。この動きは続くに違いない。13日、国会閉幕と共に検察の動きが強まる中で捜査された議員や事務所の実態があぶり出されるからだ。

 キックバックの事実は地方議員の間にも見られるに違いない。国会での指摘と追及があった。政治と金の関係につき同様な構造にあると見るべきだから地方議員も同様と見るのがむしろ自然だろう。ここで強く懸念されるのは「赤信号みんなで渡れば恐くない」という心理の広がりである。一方で市民の政治不信は増すだろう。

◇議員の罪の意識が薄いことを窺わせる事実があった。最大のキックバックを疑われている谷川弥一氏。表情をこわばらせて言った。「頭悪いね。これ以上言いませんと言っているじゃない」。同氏は4千万円超の環流疑惑に晒されている。更に厳しい声が向けられた。「頭が悪いという声は国民に向けられたものですか」と。新聞は公器であることを踏まえ、テレビという公開の場でのやりとりを考えれば「頭が悪い発言」は国民に向けられたと捉えられても仕方がない。谷川氏は自分の頭の悪さを暴露したことになる。仮に選挙になった場合、谷川氏に国民はいかなる審判を下すのか非常に興味がある。

◇現在のキックバックの問題の特色は、議員一般を覆う罪の意識のなさ、あるいは軽さと国民一般の怒りが混沌と渦巻く状態にあることだ。その解決方法は国民が選挙によって厳しい審判を下す以外にない。現在民主主義は危機にある。選挙によって国民が賢明な答えを出せないなら、それは衆愚政治ということになる。

◇岸田派よお前もかと言いたくなる。首相の派閥にも2日パーティ収入数千万円の不記載が明らかになった。派閥という組織に不可避に結び付いている問題なのか。とすれば野党にも何かがあるかも知れない。政権は崖っぷちにある。無派閥からは首相退陣論が公然と上がり始めた。その急先鋒は元幹事長の石破氏だ。来年3月新年度予算成立後の退陣を主張する。(読者に感謝)