人生意気に感ず「特捜はキックバックにどこまで迫れるか。池田大作の死の衝撃度。日中友好青年会の意義 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「特捜はキックバックにどこまで迫れるか。池田大作の死の衝撃度。日中友好青年会の意義

◇物価高や少子高齢化に関する諸問題が師走の市民を駆り立てる。一方政界はにわかに現れた感の「キックバック」騒動で天下大乱の様相である。問題の本質は政治不信である。多くの政治家に罪の意識がないことが深刻化を加速させている。首相のラッパ「異次元」対策も政治不信の嵐の前で虚しく響く。政権の要、松野官房長官の裏金疑惑が一際大きく報じられ1日2回の記者会見は晒し者の舞台となっている。泥舟の岸田政権は持たないこと必至。轟々たる世論の前で東京地裁特捜部は威信をかけて頑張るだろう。今月13日臨時国会終了と共に国会議員の捜査が本格化する。会期中は議員の不逮捕特権の関係があるからだ。身に覚えのある議員たちは既に怯えているに違いない。事は安倍派だけの問題ではない。自民党全体の問題であり、日本の政治は危機にある。

◇日本全体が大きな転換期にある。自民党の大乱はその一つの象徴である。根本的なものを変革しなければ日本は立ち上がれない。自民党だけの問題ではないのだ。折しも池田大作氏が11月15日95歳で亡くなった。日本最大の教団の政治的パワーに大変化が生じるのは不可避である。

 私は少年の頃から創価学会とは直接間接関わってきた。家が貧しかったため地域学会員の執拗ないわゆる折伏の的となった。軽薄な現世利益を説く姿は私のプライドを傷付けた。それは現在の旧統一教会と重なる。宗教のパワーの本質にはその単純な一途さがあるに違いない。その中心にあったのが池田氏のカリスマ性であった。その吸引力は絶大であった。東大駒場寮時代、部屋に仏壇を置いて熱心に信仰に打ち込む知人がいた。学会の集票力の源泉には信者がひたすらに信者以外にも働きかけるパワーがあった。その創価学会にも今大きな変化が進んでいたと言われる。その一つは信者の高齢化であった。そこに合せて池田氏の他界である。多くの信者は精神的支えを失ってその衝撃波を乗り越えられるのか。公明党との関係で懸念されるのは憲法の政教分離があいまいになることである。自民党は公明党との関係をすっきりさせるべきだ。それこそが最大の改革であり国民の信頼を回復に繋がる道である。

◇群馬県日中友好協会青年会の忘年会が行われた。私は来賓として出席し発言した。次はその要点だ。「日中の関係が益々重要になる中、日中の未来を担うのは若者である。隣県とも連携して会を発展させたい」(読者に感謝)