人生意気に感ず「パーティ券をキックバックは民主主義の危機。政治不信は国難だ。我が家に新しい家族が | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「パーティ券をキックバックは民主主義の危機。政治不信は国難だ。我が家に新しい家族が

◇支持率急落の自民党にとって泣きっ面に蜂だ。安倍派のパーティ券に関しノルマを超えた分を議員が裏金としてキックバックを受けていた疑惑である。東京地検特捜部は政治資金規正法違反容疑で調べている。新聞は降って湧いたように一面で連日報じ始めたが、長く続いてきた実態であり安倍派だけの問題ではない。マスコミがこれまで報じなかったのは結果として事実を容認してきたと取られても仕方がないのではないか。少なくとも党と議員に罪の意識を薄くさせる効果があったと思われる。真実、寄付された金だからという認識の下、収支報告書への不記載を軽く捉えた一面あったに違いない。

 民主主義を支える上で事は重大である。集められた金で選挙が動き政治が運営されるのだから。政治資金規正法は「国民の不断の監視と批判の下で政治活動を行うこと」を目的に掲げている。

 どろどろとした実態が白日の下に晒され、岸田政権と自民党の支持率は更に下がるだろう。もう後がない。党の幹部のあたりから、「自民党の終わりになりかねない」、「底が抜ける」と言った声が聞こえてくる。

 長い間権力を握り続けた自民党のおごりがあるに違いない。今選挙したら大敗は必至。選挙だけではない。政治への不信が地に落ちれば様々な課題を抱える中で政治の推進力がなくなる。正にこれは国難と言わねばならない。国民は問題の重大さを認識すべきである。

◇我が家に家族が増えるかもしれない。最近、白黒の野良猫が出没するようになった。遠くから観察し様子を窺っているようだ。私もいつしか興味を抱くようになった。〈なかなか賢い奴だ〉。細い道で車が来るとサッと身を避ける。〈どうして野良になったのだろう〉。段々距離が縮まってきていた。ある時頭を撫でた。「おい、寒いのか」「にゃー」頭を上げてこたえた。初めての会話であった。一定の認知を得たと受け取ったのか、屋敷に入り込むようになった。そんなある時、松の下でうずくまる姿を見て妻が言った。「おまえ、寒いでしょう」。次の朝、軒下の一角に段ボールが置かれ中にタオルが敷かれ餌の皿にさん太のドッグフードが分けられていた。先代トコと同様なパターンが進んでいる。トコの場合は最初の一冬中猫嫌いだった私の目を欺くため段ボールは2階のベランダの隅にあった。

妻は私の反応を見て、動物病院へ行き病気の有無を捜査し避妊手術をしてくると言っている。これから家族の一員としてどのように落ち着くのか楽しみだ。