人生意気に感ず「83歳10キロを制す。新たな挑戦を始めた」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「83歳10キロを制す。新たな挑戦を始めた」

◇83歳10キロを制す。11月3日、天気は予報通り快晴。日中は夏日になるらしい。早朝、いつものように水行をすると心が引き締まる。7時10分頃家を出て、車は敷島公園内の娘夫婦が経営するフリッツ・アートセンターに置く。グラウンドでは既に多くの人々が様々な動きをしていた。第33回ぐんまマラソンの参加者は1万4,726人。人々の表情が活き活きしているのは天気のせいばかりではない。重苦しいコロナも一応収束のかたちとなり人々の心に爽やかさが戻ったからだろう。

 私のゼッケンは11737。グループは最後のE。フルマラソンは9時にスタート、10キロは10時にAグループから順に走り出した。17号に出るまでは芋もみ状態で抜くことも難しい。17号を田口の上武道路下まで北上して左折する。私の前をアジアの外国人不ループが走っている。外国人がかなり目に付くのは今年の特色の一つ。このあたりはなだらかな登りであるが苦しさはない。もう一つの特色と思えるのは見るからに80代らしい人がいないことだ。かつて私と一緒に走った人たちは人生の一線から退いたのか。「ホイホイサッサ、ホイサッサ」と呼吸を整えながら走る。17号から直角に左折して振り返るとハッとした。後続が少なくなっている。恐れていたように筋力の衰えにより速度が落ちているのだ。緊張して速度を上げる。目の前を巨体の人が走っている。背にラグビーの文字がある。最近テレビで盛んなあのラグビーの選手であろうか。抜こうとするがスタコラスタコラ結構速い。利根川沿いの通称国体通りに出ると先の折り返しを過ぎて南下する大勢が動いていく。私の後ろは少なくなっている。ラグビーさんに続いて折り返すと、ふるさと塾のMさんがいて「ビリではないよ!頑張れ」と声援。第一関門、第二関門を越え、フィニッシュが待つグラウンドに走り込んだ。「中村さん、頑張ったね」どこかで声がした。ネットタイム1時間38分13秒。楽しみながら、そして苦しみながら走った記録であり83年生きた証でもある。「ご苦労様でした」と妻。足に痛みはなかった。その晩、いつものコースをペースを落として走った。新たな挑戦が始まったのだ。スポーツの秋の一大行事が終わった。大波のように動く人々を振りかえって、日本の平和を痛感する。しかしそれは累卵の聞きにある。

◇佐田玄一郎さんが旭日大綬章を得た。週刊誌で醜聞を書かれ心配する向きもあった。国民の評価を真摯に受け止め人生の巻き返しを計ってほしい。(読者に感謝)

 

※6日から北京ですが、人生節目の大事業ぐんまマラソンを月・火曜日に書き、北京の報告は水曜日からアップします。