人生意気に感ず「バイデン大統領のイスラエル訪問。北朝鮮の無法ぶり。お産報道の衝撃。最低の首相支持 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「バイデン大統領のイスラエル訪問。北朝鮮の無法ぶり。お産報道の衝撃。最低の首相支持

◇バイデン大統領が今週後半にもイスラエルを訪問するらしい。米イスラエルの結束をアピールするらしい。米イスラエルの結束をアピールしイランを牽制する狙いと言われる。表向きはその通りであろうが落とし所を探る意図もあるのではないか。世界の世論はハマスへの同情論が強くなりつつある。先制攻撃はハマスでありイスラエルは自衛権を主張するが、自衛の範囲を超えているのは明らかだ。120万人のガザ地区の住民を南部に移動させることは物理的に不可能である。「どうせ死ぬなら家で」と語る住民が多い。高齢者や病人にとって「死刑の宣告に等しい」とも言える。

 パレスチナ、イスラエルの争いの根本は神との約束だといって強引に国家を建設したイスラエルにあるのは明らかである。英BBCがハマスをテロと呼ばない立場を貫いているのはこの歴史事実を踏まえ、建国を後押ししたイギリスの誤りを意識しているに違いない。アメリカは承知の上でイスラエルを支持しているが超大国の責任を示さないとその存在感を低下させることになる。習近平氏やプーチン氏を利する結果を避けねばならない。どさくさに紛れて北朝鮮が国際規約に反してロシアとの連携を深めている。北朝鮮の軍拡一辺倒の動きは日本の安全保障に直接関わる。このことは現在の世界の動乱が私たちにも強く係わっていることを示している。

◇NHKが報じるお産の場面に衝撃を受けた。カメラは出産する女性を頭の方から映し、看護師たちが励ましている。やがて「あっ出た」と言って赤ちゃんを取り上げる姿。時代が大きく変わったのだ。出産に夫が立ち会うのが通例になっているという。信じられない感がする。娘にこの思いを話すと「パパは古いのよ」と言われた。出産は女性にとって命懸け。生命の誕生は崇高な出来事だから夫婦にとって共同作業に違いない。

 安田靱彦の名画「御産の祷」を観た。真言宗の僧が護摩を焚いて祈っている。手を合せ祈る女がいる。産む女性は描かれない。全体として神秘的な雰囲気が漂っている。「パパは古い」を重く受け止めようと思った。この時代の変化を現す姿が生命の尊重と結び付くことを願うばかりだ。離婚や幼児虐待が日常茶飯事のように行われている実態とどう整合するのか。

◇世界の戦乱が拡大と混迷を深め日本の役割が大きい中で岸田首相の支持率最低が続く。25%は政権の危険域を示す。打ち出す政策も国民の目には支持率を上げるためと映る。救国の英雄が今の選挙制度と体勢から生まれるのは難しい。(読者に感謝)