人生意気に感ず「藤井八冠と大谷、二人の天才は新しい日本の象徴。ハマスとイスラエル、憎しみは深い。 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「藤井八冠と大谷、二人の天才は新しい日本の象徴。ハマスとイスラエル、憎しみは深い。

◇日本中が八冠に沸いている。柔和な表情の奥にどんな力が潜んでいるのか不思議だ。将棋といえば村田英雄が歌う王将の世界だけをイメージしてきたが、いつしか藤井少年の存在を気にするようになった。村田は歌う。「吹けば飛ぶような将棋の駒に賭けた命を笑わば笑え」、「やぶれ長屋で今年も暮れた愚痴も言わずに女房の小春つくる笑顔がいじらしい」、「明日は東京に出ていくからは何がなんでも勝たねばならぬ・・・おれの闘志がまた燃える」。

 この歌に現われる棋士の姿は、むきだしの闘志であり藤井八冠の姿はその対極にある。30分間長考する場面があった。この間少年棋士の頭の中は何を辿っているのか不思議に思った。この人の師は「人間力の十全の発揮」という。将棋の深さと共に人間の深さに感銘する。

 愛知県の地元は沸き立っている。その興奮度は野球のサムライジャパンの優勝の時のようだ。私は大谷と八冠を並べて思う。二人とも性格がよい。日本の新しいヒーローである。二人とも一見穏やかな春の海を連想させるが日常生活での自己の鍛錬は凄いに違いない。結果が物語っている。勝負の世界の厳しさは昔から変わらない。私は少年の頃、武蔵に憧れた。大谷も藤井もその中に武蔵に通じるものを持ち修練を重ねているに違いない。外の世界は、ウクライナ・ハマス・北朝鮮と戦火が続く。そんな中、藤井と大谷の存在は平和な日本、そして新しい日本を象徴する姿である。

◇ハマスとの戦いのためイスラエルは挙国一致内閣を表明。国外のイスラエル人も祖国の戦いに参加するため続々帰国している。ハマスの残虐性がイスラエルの怒りを増大させている。イスラエル人捕虜の斬首が伝えられる。イスラエルの指導部はハマスの残虐をナチスのホロコースト以来だ、ハマスを地球上から消すと語る。イスラエルはガザを完全封鎖した。電気も水も絶たれた状況は悲惨だ。病院は発電機を使用しているがその燃料も数日で尽きると言われる。欧米は人道的立場からもハマスの人々の救済には消極的である。しかし人道主義を深く考えるなら、子ども・女性・老人・病人などは救わねばならない。何とかならないものか。

◇旧統一教会解散の動きがやっと現実になりつつある。かねて私はオウムと同類の神を欺く所業と考えてきた。文科省は12日、解散命令を東京地裁に請求すると発表した。一連の過酷な搾取は「著しく公共の福祉を害し」、「宗教団体の目的を著しく逸脱した行為」であることは明らかだと思う。東京地裁に注目したい。(読者に感謝)