人生意気に感ず「ジャニーズ事務所の会見。放置したマスコミは共犯者では。宇宙への夢を少年たちに」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「ジャニーズ事務所の会見。放置したマスコミは共犯者では。宇宙への夢を少年たちに」

◇前代未聞の性被害の記者会見が行われた。ジャニーズ事務所の前社長ジャニーズ喜多川氏の性犯罪は現実のものとは信じ難い。この不思議な異常者は死去しているが、生きていたらどんな刑を受けたか、半世紀にもわたった犯罪がなぜ放置されたか、問題の本質は何か、身震いする思いで会見を聞いた。

 英BBCが大きく報じ国連の機関も取り上げた。日本のマスメディアは大きな恥を世界に晒した。憲法で保障された報道の自由が泣く。記者会見を通して事実を知りながら見て見ぬ振りをしてきたことが明らかになったからだ。

 藤島ジュリー景子社長が辞任を表明した。はじめは知らなかったと言っていたが会見では知っていたことを認め詫びた。東山新社長は「人類史上例のない最も愚かな事件」、「鬼畜の所業」と表明し人生をかけて取組み、法を超えた救済を行うと決意を示した。性被害の当事者の生々しい事実も報じられた。ある人は長期にわたり数百回被害を受けたと語る。子どもの性被害が最近にわかに社会問題となり性犯罪者のデータを登録することが課題となっている。幼児に対する性犯罪者の再犯率は80%を超えるという。故ジャニー喜多川の犯行はこれらの犯罪と深い闇の奥で繋がっていると思われる。事件の全貌を振り返ってマスコミは共犯者であったかと思われてならない。

◇7日、日本初の月面を目指す探査機が打ち上げられた。打ち上げ成功に拍手。人類の宇宙への動きが加速中での日本の科学技術の存在感を示す快挙。国産ロケットの打ち上げはこれまで相次いで失敗してきた。国産ロケットの研究は地表の溝を走らせられる糸川博士のペンシルロケットに始まる。少年時代天才糸川の奇抜なアイデアに胸を躍らせた記憶がある。アメリカの月ロケット、人類の月面着陸は夢かまことかとテレビにかじりついた。このアポロ計画の指導者フォン・ブラウンはナチスの下ではじめて長距離ミサイルV2号を開発した。第二次世界大戦中イギリス市民は天空からの攻撃に震撼させられた。はるかな小惑星のかけらを7年かけて持ち帰った「はやぶさ」の快挙は日本の宇宙技術の金字塔である。

 今回の探査機の目的は、月面の目的地にピンポイントで着陸させる技術の実証である。月面着陸に成功すれば旧ソ、米、中国、インドに続く世界で5カ国目だ。私は自分の少年時代を振り返って今日の宇宙へのロマンと感動を教室で少年たちの心に届けるべきだと思う。渇いた心を甦らせる妙薬は宇宙への夢である。(読者に感謝)