人生意気に感ず「異常降雨の中を走る。京アニ事件の公判が始まる。旧統一教会の解散は近い。外国人との | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「異常降雨の中を走る。京アニ事件の公判が始まる。旧統一教会の解散は近い。外国人との

◇昨日午後6時いつものように走り出した。途中ポツリポツリと降り出した雨はやがて滝のように激しくなった。雷鳴が轟き、天上の川が決壊したのかと思えるようだ。前は見えない。下着までずぶ濡れになって家に駆け込んだ。最近の天気は何が起きるか分からない。高を括っていた私は天が戒めているように受け止めた。

◇京アニ事件の第一回公判が開かれた。36人が死んだ異常な事件は最近のことのように感じられるが4年も過ぎていた。自らの放火で被告本人も身体の9割を焼き、その跡はテレビで報じられた。正常な心理でできることではない。当然のことながら責任能力の有無が最大の焦点である。検察は完全能力を主張し、弁護側はそれを否定する。妄想にとらわれての犯行と思われる。自分の人生をもてあそぶ闇の事件への対抗とか訳の分からぬことも言っている。そして「事件当時はこんなに沢山の人が死ぬとは思っておらず現在ではやり過ぎたと思っています」と語り謝罪の言葉はなかった。判決は来年1月25日。責任能力が認められれば極刑は免れないだろう。

◇社会を沸騰させ政界を震撼させた旧統一教会の問題が動き出した。文科省は宗教法人が定める過料を教団に科すよう東京地裁に申し立てる方針だ。過料が科されれば解散事由の一つとして解散に一歩近づく。被害対策弁護団は教団が不法行為を組織的、継続的に行っていることをあげ速やかな解散請求を政府に求め裁判所が命令を出すことを求めている。

 この問題は宗教とは何かを問いかけている。宗派にかかわらず人を救うことが宗教の目的の筈。宗教の名において途方もない金を巻き上げ家庭を破壊に追い込んでいる。日本人の心には宗教が根付いていない。そこにつけ込むように燎原の火の如く広がった。解散請求は多くの人々の目を醒ますきっかけになるだろう。憲法は宗教の自由を保護する。真の宗教を考える契機をつかまねばならない。

◇外国人との共生の扉が開きつつある。大泉町は外国人を町の正規職員に採用する方向だ。大泉町は日系ブラジル人を中心に外国人の割合が全町民の2割を占める。正職員採用は少子高齢化で労働人口が減少することへの対策として重要だがそれだけではない。外国人の人権や権利を守る上でも代表が行政に参加することには意義がある。県も同じ方向を既に目指しておりこの流れは今後加速するだろう。現行の採用試験には国籍要件が求められるが撤廃されるだろう。治安面でも効果が期待される。(読者に感謝)