人生意気に感ず「プリゴジンの暗殺とロシアの崩壊。次のふるさと塾はマッカーサー元師」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「プリゴジンの暗殺とロシアの崩壊。次のふるさと塾はマッカーサー元師」

◇民間軍事会社ワグネル創始者プリゴジンの死に世界の注目が集まっている。プーチンが哀悼の意を表明し、その報道官が粛清説をいくら否定しようとしても誰も信じない。「またやった」、「ロシアは恐ろしい」、「謀略国家だ」等の合唱が聞こえてくるようだ。

 今、ワグネルに関し驚くべき事実が語られている。「墓の向こうからの復讐」と称されている。これは死後の対策を意味する。常に暗殺の危険に晒される者は暗殺者の秘密を用意しいざという時暴露して復讐することを仲間に託す。正に墓の中からの、あの世からのリベンジである。

 英紙などのメディアは伝える。ワグネルは幹部が死亡した際の対策を定めている。「今回の小型機墜落でプリゴジン氏の死が確認されれば直ちに計画は開始される」。「プーチンの料理人」と呼ばれ汚れ役に関わったプリゴジン氏はプーチンの表も裏も知り尽くしている。

 ウクライナ側で活動する反体制派武装組織はワグネルに報復を促しているといわれる。更に驚くべきことは、ロシア義勇軍の司令官はワグネルの兵士に向けた動画でロシア国防省の番犬として働くか報復するか真剣に選ぶ時と強調し、ウクライナ側に寝返ることを訴えたとされる。

 筑波大の中村逸郎名誉教授は語る。「ロシアでは追悼集会予定の情報もある。一般市民も巻き込んだプーチン政権への非難や打倒の動きが強まると予想される」。

 モスクワではプリゴジン氏を悼んで写真を揚げ花を添える市民の姿が報じられている。このような情勢はウクライナ及びこれを支援する西側を勢いづかせているようだ。ロシアの内部崩壊の危機と合せ、ウクライナ戦争は天王山を迎えていると思われる。バイデン大統領が「プーチンは負けた」と語ったことは大統領選向けの発言だとしても真実が含まれていると思えてならない。

◇少し早いが9月のふるさと未来塾を予告したい。史上これ程日本の運命に深く関わった人物はない。ダグラス・マッカーサー元師である。民主憲法の制定を指導し、天皇制を守り、戦後の復興を支えるなど戦後日本の原点を築いたといえる。終戦直後、ワシントンでは天皇の戦争責任を追及する声が強かった。戦艦ミズーリ号上の降伏文書の署名、そして昭和天皇との会見で実質的に戦後は始まったといえる。元師は日本を愛したがトルーマン大統領と対立し、ある日突然解任されて日本を去る。対立の根本は何か。時代の大きな節目に当たり、日本の原点を学ぶ時だ。(読者に感謝)