人生意気に感ず「国会で尾身氏の仕事ぶりをみる。プリゴジン暗殺の衝撃。処理水放出の波紋」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「国会で尾身氏の仕事ぶりをみる。プリゴジン暗殺の衝撃。処理水放出の波紋」

◇24日、ミライズクラブは総務省及び国会を視察した。地域の政策を研究するグループとして中央の政治の動きを知ることは不可欠だ。尾身朝子総務副大臣はグループの顧問である。国会は何度も訪れているが現在の国際情勢の中で国会の役割はかつてなく大きい。尾身氏が国会答弁に対応するリアルな状況などを知った。長男で秘書の真志君が生き生きと動いていた。

 我々の小型バスは高速道路で大変な渋滞に巻き込まれた。延々と続く車列を見て首都直下巨大地震に遭遇した光景を想像しぞっとした。車を捨てて逃げることは不可能と思われた。

◇帰りの車中でロシアのプリゴジン氏の悲惨な死を知った。飛行機事故であるが暗殺されたに違いないと専門家は分析する。プリゴジン氏に関する一連の行動とこれにより不利な状況に立たされたプーチン大統領の立場を総合的に考え、世界の多くの人々は暗殺説を支持すると思われる。事実とすれば、そしてプーチン氏が関わっているとすればロシアは国際社会で益々不利になるだろう。こういう目的のために手段を選ばない独裁者の手に核が握られているという冷厳な事実を直視しなければならない。

 プーチン政権下で政権に反対する人の毒殺や射殺が続いている。アメリカの報道機関によればウクライナ侵攻後、半年間で少なくも8人の実業家が自殺や事故で亡くなっており、暗殺が疑われている。こういう流れの中での今回のプリゴジン氏の死亡である。アメリカの戦争研究機関は、プーチンが飛行機の撃墜を命じたのは間違いだろうと分析している。

 プーチンはロシア国内で政権への反対が広がるのを非常に恐れていると言われる。飛行機撃墜のような、いわば公開処刑のような手段はかえって反対勢力を煽るのではないか。

 私は追い詰められたプーチンが冷静な判断力を失っていると想像する。かつてソウル五輪を阻止するために大韓航空機を爆破させた北朝鮮の暴虐と重なる。ロシアは地図の上では超大国だが世界の信頼は地に落ち、絶滅した恐竜と化しているかのようだ。

◇遂に処理水放出が始まった。今後20~30年も続くと言われる。風評被害に対して賠償を約束しているがその金は国民の税金である。原発政策の大失敗を物語るといえる。中国は日本からの水産物の輸入の全面停止を発表した。

 科学立国日本は科学の力でこの危機を乗り切ることを検討すべきだ。岸田首相の支持率は更に下がるに違いない。危険水域に近づくのか。(読者に感謝)