人生意気に感ず「処理水放出と原発事故。慶応高校107年ぶりの快挙。天国の福沢諭吉は。ミライズ国会 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「処理水放出と原発事故。慶応高校107年ぶりの快挙。天国の福沢諭吉は。ミライズ国会

◇24日は処理水放出の日である。歴史的瞬間である。その意味を受け止めるために福島第一原発事故を振り返らねばならない。この事故がなければ処理水の問題も生じなかったからである。原発事故は想定された津波対策をとらなかった故に起きた。東北大学は869年の貞観地震による津波を地層の調査によって明らかにしていた。それによれば原発の敷地の高さを超える津波が来た場合、全電源が喪失し海水ポンプが機能喪失に至ることが予定されていた。結論的には政府と東電が安全神話に胡座をかいてとるべき対策を怠ったが故の事故であった。この事実を冷静に踏まえねば、教訓を引き出すことは出来ない。

 国会がつくった事故調査委員会は驚くべき事実を明らかにした。その一つに事故の時、東電の会長と社長がそろって不在であったことが指摘されている。トップの所在不明で適時の判断が出来なかったのだ。この危機管理の最大のミスこそ東電の慢心を物語るものである。

 次の巨大地震の足音が聞こえる状況であの過酷事故が忘れられたような雰囲気が漂っている。このことを今最も恐れねばならない。

◇高校野球が劇的な展開となった。仙台育英対慶応は大方の予想を裏切る結果となった。昨年の覇者仙台育英の優勝を私は信じていた。前日私は、深夜の走りでいつもの所ですかいらーくの工場に向うFさんと話した。「慶応の応援団は異常ですよ。育英は雰囲気に呑み込まれるのではありませんか」、「いや育英の応援もすごいから大丈夫ですよ」。私の予想通りになった。大きなフライを取る時、育英の選手が衝突するという信じ難いことが起きた。声を掛け合ったのだろうが大声援で消えてしまったのか。5回の表、慶応は5点の大量点を得てすっかり波に乗った。慶応義塾の創設者福沢諭吉が我が意を得たりと天国で快哉を叫んでいるだろう。諭吉のモットーは自由である。その教えが義塾のパワーに火を付けた結果である。107年ぶり2回目の優勝である。コロナ禍の暗雲を吹き払い、ウクライナ戦争のイライラ、処理水をめぐるドロドロを一時忘れさせる快挙である。真紅の優勝旗は続いて東北に渡ることはなかったが爽やかな空気が東北を覆い日本中を駆け巡った。

◇今日は私が代表を務めるミライズクラブで国会へ行く。尾身朝子さんの副大臣としての動きを見るのも目的の一つ。国会は現在の国際情勢下で最も重要な役割を担う。ミライズのメンバーはミライズの展開上学ぶこと大だろう。(読者に感謝)