人生意気に感ず「明後日のふるさと未来塾は北朝鮮、悪の実態を歴史に位置づけて語るつもり。核ゴミの処 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「明後日のふるさと未来塾は北朝鮮、悪の実態を歴史に位置づけて語るつもり。核ゴミの処

◇ふるさと未来塾が明後日に迫った。今回のテーマは朝鮮半島の近現代史、なかでも北朝鮮が中心となる。ブッシュ元大統領はイラン、イラクと共にテロ支援国家、悪の枢軸と言った。ラングーン爆弾テロ大韓航空機爆破、多くの日本人拉致などブッシュ氏の言葉から誰もがこれらを直ちに思い描く。朝鮮半島は火薬庫であった。しかも過去形ではないのだ。北朝鮮は現在でも核を開発し我が国に向けてミサイルをしきりに発射している。

 この危険な隣国を諦めの気持ちで眺めている人も少なくない。私たちの運命と深く結び付いていた現実を戦後78年の節目に於いてしっかりと捉えることは何よりも重要である。

 金日成、金正日、金正恩の世襲三代が登場する。日本が朝鮮半島を併合して踏みにじった歴史は現在も深く尾を引いている。取り上げるべき問題点は余りに多いがいくつかを選び歴史の流れに位置づけねばならない。

 日本が敗戦から立ち上がろうとしていた時、朝鮮戦争が始まった。背景には米ソの激しい対立、冷戦の激化があった。朝鮮戦争は脅威的な特需をもたらし日本経済は復活した。戦争に必要なあらゆる物資が日本からもたらされたからだ。鉄くずの値が急騰しマンホールの蓋が盗まれることまで起きた。

 アジアで2度目のソウル五輪を阻止すべく北朝鮮は狂気の行動に走った。北朝鮮の面目は丸つぶれになるからだ。航空機爆破もそのための手段だった。小泉元首相が北を訪ね金正日が拉致を認め謝罪したことは一大衝撃を日本と世界に与えた。それまで「拉致は存在しない」と広言していた人々は社会的に死を宣告される程の鉄槌を受けた。その代表格が和田春樹東大名誉教授だった。

 北朝鮮及び韓国の存在は現在新たな局面を迎えている。ウクライナ戦争の中で窮地に立たされたロシアは北との連携を強めているからだ。韓国は北朝鮮と対決するために歴史問題の壁を乗り越えて日本との連携を深めようとしている。巨大な歴史の歯車が回ろうとしているのだ。私たちはこの歴史の主人公たることを自覚しなければならない。今回のふるさと塾はそのために一つの大切な役割を果たさねばならない。このブログを見た一般の方々の参加を期待したい。

◇核ゴミの最終処分場建設に向けた対立が激しくなっている。長崎県対馬の市議会である。推進派を押すのは20億円の交付金だ。反対派は核への不安を訴える。最終処分場は必要であるが交付金に目を奪われず本質の議論を深めるべきだ。(読者に感謝)