人生意気に感ず「長崎を核の最後にするために。娘を飢えさせる鬼畜の母。中国日本への団体旅行解禁」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「長崎を核の最後にするために。娘を飢えさせる鬼畜の母。中国日本への団体旅行解禁」

◇8月10日は長崎に原爆が投下された日。人類最後の原爆の日にしなければならない。その意味で非常に重要であるが台風の影響で各国大使や来賓、遺族の招待はなく市関係者のみの式典となった。

 日本国民も世界も広島と比べ関心が薄いが原爆の惨禍を最後にするために私たちはもっと長崎に注目すべきだ。今回、市関係者のみの式典であっただけに一層その感を深める。広島と長崎の原爆は異なるタイプのもので、合せてモルモットにされたという見方もある。広島のはリトルボーイと称されるウラン爆弾であるのに対し、長崎はファットマン(デブ)のニックネームをもつプルトニウム爆弾である。

 天候の具合で当初の予定地小倉が変更され長崎に落とされた。何とも皮肉なことである。9日午前11時2分。一瞬にして7万4,000人の命を奪い、そして7万5,000人に及ぶ人々を傷付けた。長崎県はカトリック教徒が最も多い。隠れキリシタンの歴史も重い。浦上天守堂も廃墟と化した。

 地獄から立ち上がる平和を象徴する姿が平和祈念像である。高砂9.7メートルの青銅製男子裸体は堂々として神々しさを感じる。空を指す手は原爆を、未来を指すような左手は平和を、そして顔は犠牲者の冥福を祈る表情を示すとされる。長崎の実態を知らずして原爆の真の悲惨さを理解することはできない。従って国は長崎の事実を世界にもっと強く発信すべきである。我々国民はその中心になって認識を深めるべきだ。

◇正に鬼畜の所業である。9歳の娘に食事を与えず低血糖症で入院させ共済金をだまし取ったなどとして母親が起訴された。この被告は娘に対し食事を取らないよう繰り返し脅していた。児童心理学の専門家は習慣的な脅迫によって娘は母親の存在が恐怖になって絶対的に服従する状態に追い込まれていたのではと分析する。入院中娘はケータイをスピーカ-状態にしていたためおどろおどろしい母親の言葉が看護師に知れて事件が発覚した。「食うなよ、寝とけ」、「泣くなって、うっとうしいから」。母と娘はどんな生活環境にいたのか。世の中が狂い出している中で正常な人間の感情を失った人々の存在が浮き上がる。この事件に関し今後いろいろな実態が明らかにされるだろう。

◇中国政府が日本への団体旅行を10日今日にも解禁する。大きな経済効果が強調されている。私はそれ以上に日中の民間交流が盛んになる意義を重視する。日中両国は現在世界の安定と平和に大きな使命を担う。それを支える民間交流だからである。(読者に感謝)