人生意気に感ず「大谷の活躍は異次元だ。二刀流の語源。日本人の平均寿命は」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「大谷の活躍は異次元だ。二刀流の語源。日本人の平均寿命は」

◇大谷翔平の大活躍が日本でもアメリカでも大フィーバーを起こしている。岸田首相は少子化対策で異次元という言葉を使ったがかけ声倒れの感がある。大谷の活躍こそ異次元の用語にふさわしい。その二刀流がいかんなく発揮されたのがタイガースとのダブルヘッターである。

 第一試合は投手としてメジャー初完投を一安打完封勝利で飾り、第二試合では37号と38号のホームランを2打席連続でスタンドに叩き込んだ。メジャーは大谷の話題で一色になっている。日本人でこれ程国外で注目される人物は少ない。

 私は敗戦の廃墟の中で少年時代を迎えたのでアメリカには全てに於いて勝てないという先入観が根強くあった。時代は大きく変わったのだ。大谷は投打の技術だけではなく人間性の面でも評価されていることがスタンドの状況からも伝わってくる。サムライジャパンが最近世界を征したが、日本のサムライ文化が一時的なものでないことを証明している姿である。

◇二刀流といえば直ぐに宮本武蔵を思い出す。私は少年時代、武蔵の大ファンだった。剣禅一如を宗として剣を磨くことで心の世界を深めることを心掛けた。優れた水墨画や仏像彫刻に武蔵の修業のあとが窺える。彼があみ出したのが二刀流であった。二天と号し、兵法書「五輪書」を著わした。アメリカでは二刀流の由来は知られていないのではなかろうか。

◇毎日殺人的な暑さが続く。38度などが普通のことになった。アメリカ西部のデスバレーでは56度が続いたという。人間はどこまで耐えられるのか。科学の力でどこまでこの自然現象に対抗できるのか。超高齢社会で生きる力を失っていく人々は風前のともしびの感がある。私は昔転校したので複数の学校の同級生が日々この世を去っていく。対照的なのが高校野球の世界。球児たちは炎熱の陽光を弾き返している。人生で最も生命力が旺盛な時である。前商が甲子園出場を決めたが29日は西東京の決勝戦を観た。スタンドと一体となった熱戦はおなじみの光景だが今年の暑さは一際若者の姿を見る者に突きつけている。やがて始まる甲子園ではどんなドラマが待ち受けているのか期待される。

◇日本人の平均寿命が2年続けて縮んだ。コロナの影響らしい。それでも女性は世界一位、男性は4位である。男性の一位はスイス、2位はスウェーデン、3位はオーストラリアである。スイスやスウェーデンは今後も上位を続けると思われる。(読者に感謝)