人生意気に感ず「ふるさと未来塾でロシアの崩壊を語る。日本の役割はグローバルサウスと力を合わせるこ | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「ふるさと未来塾でロシアの崩壊を語る。日本の役割はグローバルサウスと力を合わせるこ

◇草津から帰った翌日の「ふるさと未来塾」は朝からしっかり準備して臨んだ。題は「ジョージア国とは。ウクライナ戦の行方とプーチンの末路」であった。私はホワイトボードにヨーロッパ中部からジョージアに至る地図を描いた。ジョージアは黒海に面し対岸はウクライナであり、背後にはカスピ海がある。ジョージア国についてはワインと35歳の大使を語ったが、この地域でロシアの崩壊に繋がる可能性を孕む状況が進むことも話したかった。

 ジョージアは北海道位の面積でロシアに呑み込まれるかのうようだ。大使は47の道府県にそれぞれ特別のワインを作りそれを提供するために訪れている。群馬にも6番目にやってきた。その姿に私は外交は最大の国防に繋がることを教えられる。カスピ海の北にはカザフスタンが広がる。カザフスタンで注目されるのは最近のロシア離れの姿勢である。ソ連の崩壊により独立した国々は時代の歯車を逆転させようとしているプーチンに強い懸念と反感を抱いている。カザフスタンはその一例である。ジョージアはビザなしでロシアの人々がロシアから脱出するのを受入れている。

 ロシアを囲む形勢がロシアに大きく不利に動く中でNATO加盟国にも変化がみられだした。その例がトルコである。トルコはスウェーデンのNATO加盟に反対していたが態度を変化させスウェーデンのNATO加盟は確実になった。

 ウクライナの反転攻勢が本格化している。アメリカはそれを支援するためにクラスター爆弾の供与を実施する。これは世界人権団体から非難されている。バイデン大統領は「プーチンはこの戦争に負けた」とまで言い切っている。

 ゼレンスキー大統領は秋までに主要な領土を奪還して停戦交渉を開始するとアメリカに伝えたと報じられた。

◇この日私が最後に強調したことは日本の役割についてであった。先日両陛下がインドネシアを訪れ歓迎されたことから始めた。日本は戦後平和国家として途上国、新興国の発展に貢献してきた。現在これらの国は地球温暖化、食料危機、感染症など多くの課題を抱えている。日本は覇権とは無縁の平和国家としてこれらの国々に協力できる。日本はグローバルサウスと呼ばれるこれらの国々と力を合わせ戦争終結の世界的機運をつくる役割を果たすべきである。グローバルサウスの国々に対し、中国は大いに気をつかっているから、日本の動きは中国の背を押して戦争終結へのインパクトをつくり出すことも期待できると思う。(読者に感謝)